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ソラシドエア,石垣空港
石垣空港に初めて降り立ったソラシドエアのボーイング737-800型機(機体番号:JA811X) © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月29日
ソラシドエア(SNJ)は夏ダイヤが始まった3月29日、那覇発着の中部線と石垣線を開設し、同日に石垣空港とセントレアで就航記念セレモニーを開催しました。
中山石垣市長,中山石垣市長髙橋社長,ぱいーぐる」
左から中山石垣市長、髙橋社長、石垣島のキャラクター「ぱいーぐる」 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月29日
今回の2路線同時開設は、12号機目(機体番号:JA812X)のボーイング737-800導入に伴うもので、ソラシドエアにとってセントレアと石垣空港への乗り入れは初めて。中部線は1日1往復2便、石垣線は同2往復4便で運航します。
石垣空港で行われたセレモニーにはソラシドエアの髙橋洋社長をはじめ、中山義隆石垣市長など関係者らも列席。
髙橋社長は挨拶で、「今回、地域の皆様の暖かい支援もあり新石垣空港に就航することができた。地域に根をおろしたエアラインとしてさらなる役割を果たしていきたいと考えている。もっともっと多くの方々に、石垣の素晴らしさを実感していただき、八重山に足を運んでいたけるよう我々もお手伝いしたい」と、八重山観光客増加に寄与していく考えを示しました。
ソラシドエア,髙橋社長
石垣線就航セレモニーで挨拶するソラシドエアの髙橋社長 © Toshio Tajiri/Flight Liner=15年3月29日
また、髙橋社長は沖縄県離島住民者向けの割安な運賃「ソラ島割」についても触れ、「ソラ島割は片道1万500円。これはANAとJTAと同じ値段」と、島民向けの運賃もアピール。
ほかの運賃設定については、「我々も苦労した」とこれまでを振り返り、「もし赤字で厳しくなっても、すぐ料金を引き上げることはない。我々を誘致していただいた行政との関係もある。今の値段で黒字になるよう努力していく」と、スカイマーク(SKY)撤退後も現状の運賃を維持するとしています。
髙橋社長によると、ソラシドエアはユニットコスト8円台前半で運航しており、搭乗率60%台前半以下でも黒字が確保できるという。「出来るだけ単独路線として搭乗率60%台半ばを達成した後に、価格面で下げるか、サービスの品質をあげるかを検討する。…