政治そのほか速
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好き嫌いがわかれるところかもしれませんが、ジョン・ロックフェラー氏が世の中に与えた影響の大きさは否定できません。彼はスタンダード・オイル社の創業者でした。1870年創業のこの企業は、現在のシェブロン社やエクソンモービル社のような大企業へと発展しました。また、彼は熱心な慈善家でもありました。ロックフェラー氏の人生からキャリアについて学べることを見ていきたいと思います。
自我を抑える
自信と我の強さの間には微妙な境界線があります。ロックフェラー氏は若くして自我に囚われることが破滅につながることを認識して、過剰な自信に惑わされないように気をつけていました。
まず、うぬぼれた考えが浮かんでも、すべて払いのけました。伝記作家のロン・チャーナウ氏がその著書『タイタン』で書いているように、ロックフェラー氏が自分に言いきかせていたことがあります。
商売を始めて、ひとかどの商人になったつもりだろうけれど、気をつけろ。でないと泡を食うぞ。堅実に進め。この金のせいでいい気になるなよ。しっかり目を開けておけ。バランスを失うな。
ロックフェラー氏は、後にこう説明しています。「自分自身とのこうした親密な会話が私の人生に多大な影響をおよぼしたことは間違いありません。自分の商売がうまく行ってもそれを維持できないのではないかと恐れていたので、馬鹿なことを考えてうぬぼれないように自分を戒めようとしていたのです」。
かんしゃくに駆られて失敗しない
ロックフェラー氏は自分の気性の持つ欠点に気づいていました。「激昂した時の私は、醜悪と言ってもいい」とロックフェラー氏は言っています。このことが障害にならないようにするために、「彼はかんしゃくを抑える訓練をして、自我や怒りに駆られて行動することは決してないように努めた」とチャーナウ氏は書いています。
ロックフェラー氏はいかなるときも冷静でいるようにしていましたが、自分の同僚たちがかんしゃくに駆られて失敗するのを見てきたはずです。たとえば、テクニカル・アドバイザーを務めていたサム・アンドリューズ氏はビジネス上のプレッシャーを感じ、社内の人たちに対して対抗意識を抱いていました。
アンドリューズ氏はロックフェラー氏に不満を言い、暖簾分けを声高に希望しました。ロックフェラー氏はアンドリューズ氏の言い値を聞き、アンドリューズ氏の持ち株を100万ドルで買いました。その直後に、ロックフェラー氏はその株を別の投資家に30万ドルもの利益を出す形で売却したのです。…