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キウイの旬は春だということを、皆さんはご存知だろうか。年中で食べられるイメージがあるが、国産キウイは冬から春にかけて収穫される。まさにこの時期のキウイは格別に美味しいと言っていい。だが、春は花粉の季節であり、アレルギーが怖い時期でもある。そしてアレルギーは果物でも引き起こされるのである。「おしトピ by 教えて!goo」で「あなたはアレルギー体質?なんのアレルギーかも教えて」と尋ねたところ、アレルギー症状を訴える読者の声が多数寄せられていた。
■花粉症に悩まされている人が断トツ!?
まず多かったのは「ハウスダストですね。ちょっとでも埃を吸い込むと鼻水が止まらなくなります」(まゆるさん)、「ハウスダスト型の鼻炎です。PM2.5が飛んでいるとすぐわかりますよ。反応するから」(ろこめっとさん)という意見だ。
ほかにも「(前略)……春先になるとクシャミが続いたり、目のかゆみをおぼえるので『(スギ・ヒノキ)花粉症』です」(木納明日香さん)、「花粉アレルギー(花粉症)です」(localtombiさん)と、花粉症にまつわる声も多かった。
なかには「まずは花粉系、スギ、ヒノキ、ブタクサ等。リンゴを生で食べると、喉のあたりからイガイガするので火を通してから食べる様に成りました……(以下略)」(パルタン星人さん)と、果物アレルギーを持つ読者からも意見が寄せられた。
■キウイアレルギーとは?
旬のキウイだからこそ、この時期の果物アレルギーには気をつけなければいけない。だが、キウイアレルギーとは、具体的にどういうアレルギーなのだろうか。食育アドバイザーの北川みゆきさんにお聞きした。
「キウイアレルギーは唇や舌、喉の奥がかゆくなったり、イガイガしたり腫れたりという症状がみられます。また、その口腔アレルギー症候群から蕁麻疹、目のかゆみ、鼻づまりや鼻水などの花粉症の症状のほか、吐き気、腹痛、下痢、気管支ぜんそく、最悪の場合はアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります」(北川みゆきさん)
命にかかわることもあるとは実に恐ろしい。キウイといえば果肉がグリーンとゴールドのものがあるが、どうやらこれらの種類によってアレルギー症状の有無も変わってくるようだ。
「キウイアレルギーのアレルゲンのひとつとされているタンパク質の50%を占めるアクチニジンが、果肉が緑色のデリシオサ種(ヘイワードなど)と果肉が黄色のチネンシス種(ゴールデンキウイなど)の2つで比較すると、黄色のキウィフルーツの方がアクチニジンの含有量が少ないため、キウィアレルギーを起こさないこともあります。…