あんな事言うつもりなかったのに……と喧嘩して後悔する事が多いヒステリック女子。イライラするからと、その感情をぶつけていると、男性の気持ちは離れて行くだけ。しかも、パートナーとの関係が良好な女性は、感情の起伏が激しくない事に共通項があるんだとか。感情をしっかりコントロールして上手に付き合って行きたいですよね。怒らない女を目指すには、「深呼吸」と「アウトプット」が良いそうですよ。
　
　■男性脳を理解しよう
　

　まずは脳の違いを理解し、怒りのハードルを下げてみましょう。女性の脳は、右脳と左脳をつなぐ脳梁(脳梁)と呼ばれる場所が大きく、脳全体の情報の連携がスムーズに行われている事が分かっているそう。それに対して、男性脳は、その部分が女性ほど大きくないため、右脳と左脳の連携が上手にとれません。男性は、周囲の変化に対して鈍感になりがちで、目の前で起こっている事象を女性ほど細やかに認識する事ができないため、気持ちがすれ違い、喧嘩の原因になってしまう事が多いそう。

　■キレられた時の心理状態とは？
　

　男性は、ヒステリックに責め立てられると、男性ホルモンの影響で非常に攻撃的な心理状態に陥ります。また、言語では女性に勝てない事を分かっているので、「黙る」もしくは「放置する」などの行動に出るそう。という事は、女性がギャーギャー騒げば騒ぐほど彼の心はクローズし、なかなか回復が難しいひずみや距離をつくってしまう場合も。

　■キレない穏やか女子を目指す方法
　

　怒りのハードルを下げてもイライラは無くならない！　そんな時こそ活用してほしい、穏やか女子を目指す方法をまとめてみました。

　●深呼吸をする
　

　人は、感情を放置するとネガティブな方向へと落ちていきます。ただ、湧いて来る怒りに流されるのではなく、自分の意思の力でストップさせる必要があるそう。カチン！と来たら相手にぶつけたくなりますが、いったんグっと抑えて深呼吸をしながら気持ちを落ち着ける事が大切。深呼吸はリラックスを促す副交感神経を活性化させてくれる効果があります。1分間に5回ほど、吸う事より吐く事を意識して行いましょう。

　●紙に書き出す
　

　怒っている時に紙に書くなんて！　と思う方も多いと思いますが、実は心理療法では有効な手段として活用されている方法。こんがらがった脳を整理整頓する効果があるだけでなく、自分が陥りがちな怒りのパターンを見つける事ができます。また、書き出す事と解決方法を導きだす脳の部分が優位になり、問題を解決する意識へと向かうそう。書いている間に「楽しい未来をつくるにはどうしたら良いか？」が見えて来る可能性も。

　
　相手に対する不安や、自分で処理しきれなかった寂しさを怒りに変えてぶつけても、建設的ではありません。毎日少しずつトレーニングし、キレない穏やか女子を目指しましょう。

　
　（山本朱美）