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中学までの“成長期限定ユニット”さくら学院が29日、東京・NHKホールで中等部3年生メンバーの卒業公演を行い、課外活動の「BABYMETAL」のメンバーとしても活躍する菊地最愛(MOAMETAL)と水野由結(YUIMETAL)、田口華、野津友那乃の4人がグループを巣立った。4代目生徒会長(リーダー)の菊地は涙ながらに「いつもどんなときでも温かい目で応援してくださった、ちょっぴり親バカな父兄の皆さん、史上最高のありがとうを伝えたいと思います」と“父兄”と呼ばれる3500のファンに感謝の思いを伝えた。
3月で卒業するさくら学院メンバーに直撃!“成長期限定ユニット”に迫る
本編終了後、厳かな音楽が流れるなかで卒業証書授与式が行われた。2010年の結成初年度から在籍する最後のメンバー、菊地と水野の卒業とあり、スーツを着た“父兄”も感慨深げ。卒業証書を受け取り、客席に向かって深々と一礼する姿に、客席の至るところからすすり泣きが漏れた。
菊地はBABYMETALとの両立について「課外活動(=BABYMETAL)中もみんなのことが頭から離れたことはなかった。離れていても心は一つ。メンバーと離れて過ごすことで、限られた中でいろんなことを残していきたいと強く思いました」と話し、水野は卒業後について「BABYMETAL のYUIMETALとしての夢と水野由結としての夢を全部かなえたい」と目を輝かせた。
さくら学院の校長を務める放送作家の倉本美津留氏は、菊地と水野の活躍に「所属した部活(重音部=BABYMETAL)が、図らずもとんでもないことになり、世界進出という渦に巻き込まれながらも、さくら学院の活動を怠ることなく、本当にすごいなと思って見ていた」と感服。4人の卒業生に向け、「期待してるで。遠慮せんと、思い切り飛躍してくれ。周りを気にするな!」とエールを送ったが、在校生が6人になることから「在校生もね、頑張ろう。すごく少なくなっちゃうんだよ…」と寂しそうに漏らした。
2014年度最後のライブでは、卒業生4人で歌った「宝物」、さくら学院で最初に作ってもらった曲という「夢に向かって」のほか、バトン部Twinklestars、プロレス同好会、購買部、クッキング部 ミニパティもパフォーマンス。アンコールで卒業式の定番ソング「旅立ちの日に」を歌う菊地の両頬には、大粒の涙が伝った。
さくら学院は、義務教育が終了する中学3年の3月をもってグループから卒業する決まりがある“成長期限定ユニット”。…