厳しかった寒さもようやく峠を越え、徐々に春の足音が聞こえてきた。ポカポカ陽気は最高に気持ちいいものの、この時期から気になるのが、自分の「ワキのにおい」だ。厚着をやめるには早く、気温が高いと予想以上に汗ばんでしまうことの多い季節なのだ。
　
　自分のにおいが気になることは決して恥ずかしいことではなく、ある意味で人間の性（さが）といえる。ただ、堂々とワキのにおいをかぐのはちょっぴり恥ずかしい……という人に、ごく自然に『自分のワキのにおいをチェックする超ライフハック』をご紹介したい。必要なものはただ一つ……スマホのみである。
　
　・普通ににおいをチェックするのは自爆行為
　どれだけゴシゴシ洗っても、どれだけデオドラントスプレーを使っても、ふとした瞬間に気になってしまう、自分のワキのにおい。動機は「人に迷惑をかけていないか？」というところから来ていることも多いから、むしろ “気遣いが出来る人” という証である。
　
　ただし、大っぴらにワキのにおいをチェックするのは気が引ける……と思うのが分別ある人間だ。「手を頭より高く上げ・ワキを開放し・顔を近づける」行為は、見ていて愉快なものではないし、何よりそれを見られた瞬間、「あいつチェックしてるな」と周囲にバレてしまう。だがしかし……！
　
　・スマホを使えばOK
　今や日本人なら誰もが持っているスマホや携帯電話を使えば、ごくごく自然に、そよ風のようにさりげなく、自分のワキのにおいをチェック出来てしまうのだ……！　一体どうやって……？　ズバリ──自分撮りをしてる風にワキのにおいチェックすればいいのである!!
　
　やり方は簡単、「あ、ワキのにおいが気になるな」と思ったら、おもむろにスマホを持つ。髪型などを気にする小芝居をしつつ、自分撮りをするフリをするのだ。この際、正面を向いたままではワキのにおいがチェック出来ない。そこで、いいタイミングでクイッと顔をワキに向けて倒すのだ。
　
　・ナチュラルにチェックできる
　するとどうだろう……！　ワキのにおいを完全にチェック出来るだけではなく、周囲からは「こだわりの角度があるんだなぁ」と、逆に “美意識が高い人” と印象付けることも可能。普段なら、「手を頭より高く上げ・ワキを開放し・顔を近づける」行為は自爆に近いが、スマホがあるだけで、こんなにもナチュラルにいつもの風景に溶け込んでしまうのだ。
　
　ちなみに、この方法で実際に撮影すると、上目使いがクールな写真が撮れる。…