政治そのほか速
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両親は東京府の士族でしたが、幼くして両親を亡くしてヤクザに拾われ、そこでスリなどの悪事を働かされていました。しかし、士族としての誇りは常に胸に持っており、剣心との出会いによりヤクザとの決別を決意した弥彦。単身乗り込んでいきますが、自身ではどうにもならなかった所を、剣心の助けで無事に縁を切ることに成功します。
初めは剣心に教えてもらいたいと懇願しますが、剣心からは「弥彦は神谷活心流で強くなるでござるよ」のひと言で、渋々神谷活心流へ入門することになります。物語を通して劇的に成長する弥彦には感心させられるばかり。今回は、そんな「明神弥彦」の魅力を追ってみたいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■強くなりたいという意志
初めは「自分の力ではどうにもならない」と非力さを痛感させられますが、神谷活心流道場での稽古に明け暮れていく中で、少しづつその才能は開花していきます。その根本には「強くなりたい」という意志があり、ここぞという時には一流の相手を前にしてもしっかりと勝利を収めています。
しかし、剣心の横に並んで戦える強さこそ本当の強さだと思っており、そうした気持ちが先行してしまうことから、師匠である薫からは「焦る必要はない」と諭されています。(その時薫は、十歳としては日本一強いかも知れないと評価)
■意外と役に立つ?スリの技術
敵の武器が邪魔な時や、相手の決め手となるものを奪うとき、かつてのスリの技術が威力を発揮する場面があります。「なんだかんだで、スリの技は結構役に立ちやがる」などと言っています。要は使いようということでしょうが、人生何がどこで役に立つかわからないという良い教訓・・・なのでしょうか。まぁスリはダメですが。
■逆刃刀を受け継ぐ後継者として
成長した弥彦は、ある日道場で剣心に呼び出されます。その日は弥彦が十五歳になる誕生日で、元服という旧来の成人を意味する年でもありました。そこで剣心は、「お前の剣に魂があるか確かめる」といい、弥彦と一本勝負を交わします。しかし、弥彦は力及ばず惜敗・・・。成長した弥彦も「やっぱ、まだかなわねぇか」と。
しかし、剣心は弥彦の剣にその意志を確認し、それまで携えてきた逆刃刀を託すことになります(ちなみにこの時点で弥彦の実力は、東日本で五指に入る腕前だと評されています)。
逆刃刀を託された弥彦は、そのまま道場を後にして全国を転々とする旅に出ます(あくまで拠点は神谷道場のようですが)。…その後の物語でも、弥彦は逆刃刀を使い、かつて剣心がそうしたように人々を助ける旅を続けるのでしょう。そんな成長した「明神弥彦」の魅力たっぷりの活躍を期待せずにはいられません。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:もんきち(キャラペディア公式ライター)
(C)和月伸宏/集英社・フジテレビ・アニプレックス