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では、前回に引き続き、奨学金と教育ローンの基本について解説していきます。
■奨学金の種類(2) 無利子または低金利の「貸与型奨学金」
卒業後に返済が始まる貸与型奨学金については、9割の学生が借りている日本学生支援機構の場合に沿って説明しましょう。
貸与型奨学金には、無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金があります。どちらも選考があり、無利子の第一種奨学金のほうが、成績や家庭の収入などの選考基準が厳しくなっています。第二種奨学金は有利子ではあるものの、教育ローンよりは低金利となります。
申請のタイミングは3パターンあります。
1.予約採用
入学前に奨学金を予約する制度。進学する前年に、在学している学校で申し込みます。大学院を除き、進学先が確定していなくても申込みができますが、国立看護大学校など文科省以外の省庁が所管する大学校は、日本学生支援機構の奨学金の対象外となることがありますので、注意しましょう。
2.在学採用
入学後、毎年春に在学している学校の奨学金窓口で申し込みをします。予約採用で不採用になった人も、再度申込みできます。
3.緊急採用、応急採用
ご家族の病気や災害など家計の急変で奨学金を緊急に必要とする場合、年間を通じて在学している学校の奨学金窓口から申し込みが可能。第一種奨学金(無利息)は緊急採用、第二種奨学金(利息付)は応急採用という呼び方になります。
当たり前のことですが、学ぶ意欲のない学生の場合、奨学金の支給を停止(1年以内)廃止(資格喪失)されることもあります。また
・返済義務を負うのは学生本人
・毎月定額が「入学後(早くとも5月以降)に」振り込まれる
という点にも注意しましょう。
■奨学金の種類(3) 教育ローンという選択
大学の入学金を支払う時期にお金の準備が間に合わない、という時は、教育ローンという手があります。奨学金と異なり
・返済義務を負うのは保護者
・審査が通れば一括で支給される
ことが特徴です。
国の教育ローン、民間の教育ローン、大学の提携教育ローンなどがありますが、いずれも成績は特に審査の対象になりません。
国の教育ローンの場合は所得制限があり、家計の状況により支払い期間も選べます。ただし、連帯保証人、または財団法人教育資金融資保証基金による保証も必要となります。
民間の場合は保護者の返済能力が審査の際に重点的に見られること、そして、比較的融資限度額が大きい反面、国の教育ローンに比べ金利が高いことに注意しましょう。…