中国四川省の地方紙・華西都市報は１７日、同省成都市に住む“一年中、裸の赤ちゃん”について紹介した。
　
　【その他の写真】
　
　報道によると、この赤ちゃんは１歳３カ月。父親はこの赤ちゃんに服を着せず、毎日午前１０時と午後４時に玄関の外で沐浴をさせている。
　赤ちゃんはとても愛想がよく、近所の人々にかわいがられているという。父親が赤ちゃんに服を着せないことなどが虐待に当たると考え、「実の子ではないのではないか？」との疑問もあって近所の人が通報したこともあった。しかし警察の調べで親子関係は確認された。
　近所の人々が子供に服を着せるように言ってはいるが、状況は変わらず、赤ちゃんに問題もみられない。それでもこうした父親の育児方法は「赤ちゃんを弄んでいるかのようだ」と、祖母は反対している。
　父親は４１歳の廃棄物運搬業者。母親は清掃員で、子供の呼び名は「拉吉儿（ラージーアル）」。「拉吉」は中国語で「ごみ」を意味する単語に似た発音だ。「粗末な名前は健康に育つから」と父親が言う。父親によると、服を着せない育児方法は赤ちゃんが生後半年でやけどをしたことをきっかけに始めた。父親は「身体を強くし、自分の身を守ることを覚えてほしいから」と説明している。
　母親も当初は反対していたが、赤ちゃんが元気なのを見て、反対することをやめた。沐浴は以前、水でしていたが、周りの人々が反対するため、お湯を使うことにしたという。
　（編集翻訳　恩田有紀）