政治そのほか速
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道具というものは、目的を達成するためのツールであればよいのだが、毎日使う道具に目的プラスαの遊び心が見え隠れすると、つい手にしてしまうのは、持って生まれた男の性だろうか。例えばヒゲそりは、男にとって欠かせない習慣の1つ。それだけにヒゲを剃る道具は大切で、朝から使い勝手の悪いものは手にしたくない。
⇒【写真】頭部をデザインした専用オリジナルフック全6種
そんなヒゲ剃りのなかでも、使い勝手プラスαで注目したいのが、使い捨てカミソリで国内シェア1位を誇る貝印の新発想のカミソリ「Xfit(クロスフィット)だ。現在、『機動戦士ガンダム』とのコラボ第2弾の特別仕様商品として、ガンダムとシャア専用ザクがデザインされた限定カミソリが発売されている(替刃4個入りで各756円)。
「Xfit」は、使い捨てカミソリの手軽さと替刃式カミソリの機能性を持ち合わせた新発想、言うなれば“ニュータイプ”のカミソリとして誕生し、昨年9月に『機動戦士ガンダム』とコラボした特別仕様品の第1弾をリリース。ちなみに第1弾では、アムロ・レイとシャア・アズナブルがデザインされた特別仕様商品だった。
今回の第2弾では、白と青を基調としたホルダーが付属する「Xfit ニュータイプパック ガンダム」と、赤と黒を基調としたホルダーが付属する「Xfit ニュータイプパック シャア専用ザク」の2商品をリリース。なぜ白と青、赤と黒なのかは、ガンダム世代にはもはや説明不要だろう。第1弾では、主にパッケージでのコラボだったのだが、今回の第2弾では、それぞれにホルダーを掛けられる専用オリジナルフック(ガンダム、ハロ、シャア専用ザク、シャア専用ズゴック、シャア専用ゲルググ、ジオングの頭部をデザインした全6種)が付属(ガンダムとザクでは付属するものが異なる)。そのクオリティはガンダム世代の記者が見てもなかなかのものだ。
ヒゲ剃りという男にとっては日常的な作業を、「見せてもらおうか、連邦軍のモビルスーツの性能とやらを!」、「ええい!連邦軍のモビルスーツは化け物か!」(ともにシャア・アズナブル)などの名セリフを思い出しながら行ったり、通常の3倍のスピードでヒゲが剃れる感じがする……、などと『機動戦士ガンダム』の名言・名シーンを妄想して楽しめるわけだ。
肝心のヒゲの剃り心地は、「見事だな! しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!」(ランバ・ラル)といった感じだろうか。ガンダム世代ではない人に説明するなら、誰でもいい感じに剃れると思ってもらえればいい。実際に剃ってみたが、5枚刃の剃り味+首振りヘッドによるフィット感は抜群。しっかりと肌に密着した。あらゆる方向に自在に動くヘッドが、この使用感を実現しているのだろう。
ちなみに現在、オリジナルグッズが当たるキャンペーンを実施中。商品パッケージのシリアルコードで応募すると「地球連邦軍ロゴ入りBluetoothスピーカー」と「ジオン公国宇宙攻撃軍仕様オリジナルポーチ」が各150名にプレゼントされる。抽選にハズレても、パソコン・スマートフォン対応のオリジナル壁紙が入手できる。またキャンペーンシールを6枚集めて応募すると、抽選で1000名にオリジナルカレンダーをプレゼント。ナンバープレートが付属していて、専用オリジナルフックを使用すれば替刃交換期間である14日間をカウントすることが可能だ(6月21日まで)。
たかがヒゲ剃りと侮るなかれ。第1弾、第2弾と回を重ねるごとにエスカレートする、その遊び心は早くも第3弾を期待させる。「認めたくないものだな」(シャア・アズナブル)と思いつつも認めるしかないだろう。「見える、見えるよ、ララア」(アムロ・レイ)と、ニュータイプのアムロばりに第3弾を勝手に妄想するなら、「ジオンは、あと10年は戦える!」(マ・クベ)のギャンや、「やらせはせんぞ!貴様ごときモビルスーツにジオンの栄光をやらせはせん!この俺がいる限り、やらせはせんぞーっ!」(ドズル・ザビ)のビグ・ザムがラインナップされ、キャンペーンのプレゼントはソロモンやア・バオア・クーだ。ジーク・ジオン! <文/日刊SPA!取材班>
料理店の中心部・キッチンで、磨き抜かれた腕をふるうシェフたち。調理場の戦士たちには、それぞれ強いこだわりがあるに違いない。格式や規模を問わず、「美味しい料理を届けたい」という思いは、全シェフが持つ共通精神であろう。
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そんな気高きシェフたちがオススメしてくれる料理なら、絶対に美味しいハズ……! というわけで、「“シェフのオススメ下さい” と注文したら何が出てくるのか?」を様々なお店で検証するのがこの企画! 第3回目は、大手牛丼チェーン店『吉野家』だ!!
・都内某所の吉野家で検証
まずは企画のルールを説明しよう。シンプルに「シェフのオススメ下さい」と注文し、その理由を尋ねるだけである。ただし、わざわざ店の奥まで行ってシェフを呼び出すのはお店に迷惑がかかるため、そのお店でシェフ経験のあるスタッフのオススメならOKとする。果たして吉野家の「シェフのオススメ」は何なのか……?
筆者が訪れたのは、都内某所にある吉野家。席がある程度空くのを待ち、空席が多くなってから入店した。カウンターにいたのは、見るからにシャイそうな20代中盤らしき男性店員。「普段はキッチンにも入るんですか?」と尋ねると、「ああ、はいぃ……」という。ちょっぴり頼りない気もしたが、本日のシェフは君だ!
・見るからにシャイなシェフ
さっそく、「シェフのオススメ下さい」と注文してみると、「えぇ……?」とかなりオロオロしている。心の中で「大丈夫かシャイGUY! 頑張れシャイGUY!!」と祈りつつ、再度「シェフ目線でオススメ下さい」とお願いしてみると……。
伏し目がちながらしっかりと、「まかないで食べる “牛すき鍋膳” は本当に美味しいと思いますぅ……。ただ、個人的には “ロース豚丼 十勝仕立て” が一番オススメですぅ……」と教えてくれた。──なんと誠実なシャイGUY! 僕は君を信頼する!!
・誠実な受け答え
続けて、「ロース豚丼のもっと美味しい食べ方はありますか?」と尋ねると、しばし考えた後に、「すごい贅沢なんですが……、“ロース豚皿” を別で頼んで “お肉2倍” とかはいかがでしょうか……? 半熟玉子も合いますぅ」というではないか……。何それウマそう! よしそれに決めた!!
さらに、「他にも合うものはありますか?」と聞くと、「ロース豚丼は味が濃い目なので普通の “味噌汁” でもいいんですが、塩分を気になさらないなら “豚汁” が美味しいですぅ」とのこと。筆者の体を気遣い、塩分にまで配慮してくれるなんて……! 全然大丈夫だよ!! それも下さいなッ!!
・心を開いたシャイGUY
結果としては、2015年3月中旬、都内某所にある吉野家のシェフのオススメは、「ロース豚皿と温泉玉子を追加した “ロース豚丼 十勝仕立て” と豚汁の組み合わせ」であることが判明した。筆者は吉野家では初めてロース豚丼を食べたのだが、甘辛いタレが抜群にウマく、ご飯が超ススムくんだったことを記述する。素直に「また食べたい」と思える味だった。
帰り際、うつむきながらも彼の方から「吉野家では “カレーのルーのみ” をオーダーできるので、それを色んな料理に追加しても美味しいですよぉ……」と教えてくれた。──心を開いたシャイGUY! サンクスシャイGUY!!
念のため記述するが、吉野家全店舗で同じメニューがオススメとは限らない。あくまで、「その場にいたシェフ」のオススメである。正直最初は「大丈夫かな?」とも思ったが、やはりシェフは気高き精神を持っている……! と再認識させられた検証結果であった。
参考リンク:吉野家
Report:P.K.サンジュン
「握手会」といえば、AKB48を筆頭にアイドルやグラドルなど芸能人が行なうファンサービスというイメージ。ファンにとっては大好きなアイドルたちに接触する絶好のチャンスだ。
【写真】屈辱!ライバル誌にサイン?
しかし今月20日、そんな握手会を意外すぎる趣向で行なったのが、『JTB時刻表』。しかも、なんと握手してくれるのは、そちらの大内学編集長だというではないか。もちろん、男性アイドルでも握手会くらい開催するご時世だが、こちらはただの“雑誌編集長”…鉄道ファン以外からみれば、有名人でもないただの大柄なオジサンだ(すいません!)。
そりゃ、熱烈な鉄道ファンが数多く存在するのもわかるし、乗り鉄、撮り鉄など細分化されているのも今や有名。だけど、時刻表を作っている編集長と握手したいほど敬愛するファンがいるのか!?
そんな疑問を晴らすべくイベント会場へ行ってみたところーー。
ガランとした会場を想像しつつ、開催5分前に現場に到着。すると予想外にも人が並んでいる! それも階段を下って20代~50代の時刻表ファンたちが約30人ほどの行列になっているのだ!! 一体何しに来ているんだ!?(当然、握手だが……) ちなみに週プレNEWS以外、興味を惹かれたらしいマスコミは数社のみ(苦笑)。
イベントが始まると、列に並んでいた時刻表ファンたちが大内編集長と握手し、会話し、たまに撮影。長引くと「剥(は)がし」のスタッフが「そろそろ~」と促す光景は、アイドルの握手会となんら変わりない…。違うのは相手が「編集長」ということ。参加者も周りにいるスタッフも握手する姿に笑ってしまうという和やかな空間だった。
参加者は計70名程度。先着50名という触れ込みを上回る、まさかの結果! 長野や大阪など地方から有休を取ってまで訪れた人たちもいた。
「SNSでイベントを知って、滋賀から来ました。物心ついたときから40年以上読んでいるので、作っている方に会えて光栄です。まだ若いんですね。何人か歴代の編集長とお会いしたこともありますが、何年かしたら威厳も出るでしょう」(40代後半男性)
ほぼ全員男性という列には、20代半ばの女性ふたり組も…。大内編集長はその姿を見るやパァっと明るくなったように見えたが、元々知り合いだったそう(苦笑)。しかし、握手を終えたふたりが「サインしてください!」と取り出したのは、なんとライバル誌『JR時刻表』!? これには会場の全員から爆笑が湧き上がった(仕込みかよ!?)。
さらに、参加者の中には大内編集長の奥さんとお子さんまで。
「いや、本当にちゃんと人が来てくれるのか心配で息子と来ちゃいました。でも皆さん来てくださって、温かい人々に囲まれてるんだなと改めて見直しちゃいました」
奥さんにも惚れ直され、結果的に成功した握手会。しかし、なぜ行なったのかという疑問はいまだ消えず…。
この日、集まっていた歴代編集長の3人に伺うも「いいと思いましたよ、私がやるわけではないですし(笑)」(木村嘉男氏)、「よくやるなぁと思いました」(高山法悦氏)、「2年前まで編集長だったんですけど、ちょっとズレていたら私だったのかとヒヤッとしました」(石川敏晴氏)と、後輩の握手会に賛成しつつも苦笑(笑)。そこで、大内編集長本人に聞くと…、
「ちょうど今年、弊誌の90周年で読者の方と直接話せる機会を設けようと思っていたんですよ。そこで会議をしていたら、なぜか握手会になってしまって…。今日も人が来てくれるか不安でしたが。今後も握手会ではなくても、こういう機会は増やしたいですね」
と照れ臭そうに話してくれた。だが、部下であるスタッフは本人以上に自信を深めたようで、
「実際、私たち周りのスタッフが握手会を提案したんですよ。その時は、編集長はノリ気じゃなかったんですけど、今日見ていたら満更でもなさそうでしたよね。今後も表舞台に出てもらおうと思います(笑)」
と、さらに担ぎ出すべく何やら企んでいる様子。今後、握手会だけでなくハグ会やチェキ会などファンと編集部との「接触イベント」が期待できるかも? わが週プレNEWSも見習うべきところはあるんでしょうか、編集長!?
ちなみに、握手会に訪れた人々はその後、行なわれた歴代編集長によるトークショーにも参加。皆、こちらがメインであくまで握手は「せっかくだから」と参加している人がほとんどだった…というオチも明かしておく。
(取材・文・撮影/週プレNEWS編集部)
スピード違反を自動で取り締まる通称“オービス”。警察庁は今年度、検挙率アップのため海外製の新型オービスの導入を検討、すでに一般道へテスト配備済みだ(記事はこちら→http://wpb.shueisha.co.jp/2015/03/22/45443/)。
新型は従来よりかなり小型の装置であり、これまで「ネズミ捕り」が難しかった生活道路での取り締まりが容易になる見通し。今後はこれを活用して二輪車の取り締まりも強化されていくという。
狭い道幅の中に歩行者や自転車や車が混在する生活道路では、2013年は約6万3000人の歩行者や自転車利用者が死傷した。約9分に1人の計算だ。その意味では、速度違反車両を取り締まる手段として新型オービス導入は有効かもしれない。
だが、それが安易な速度違反取り締まりにつながることに警鐘を鳴らす声もある。交通法科学研究会の事務局長を務め、数多くの交通裁判を手がけてきた高山俊吉弁護士だ。
「スピードの出しすぎがどれだけ危険なのかをしっかり調べた上で新型オービスを導入するならまだしも、そこの考えがよく見えてこない」
実は走行速度が上がれば事故発生率が上がるというデータはない。全国の都道府県警察では2011年から13年にかけて一般道路の速度規制見直しを行ない、1911区間で交通事故の増減率を分析した。すると、規制速度の引き上げ、引き下げに関係なく事故が減少したか横ばいだった区域が7割を占めたのだ。
一方、速度違反取り締まり件数は確実に減ってきている。ピークは1985年の564万7393件(全違反件数の約45%)。それが2014年には約67%減の183万5930件(同約19%)となっている。
なのになぜ今、新型オービス導入なのか? まさか取り締まり件数の激減による収入減を食い止めるため?
「警察は、違反車両を停車させる場所がないなどの理由で生活道路での速度取り締まりが難しいというが、運転者の速度を抑制したいのなら道沿いに警官をひとり立たせておけばいいんです。そうではなく、違反させておいてひそかに取り締まり、その結果、罰金を取るだけではドライバーを血祭りに上げているのと同じです」(高山弁護士)そこで、警察庁にストレートに疑問点をぶつけてみた。
―生活道路での速度取り締まりには今までどんな困難があり、新型オービスの導入でそれがどう変わるのですか。
「従来の定置式速度取り締まりでは一定のスペースを必要とするため、取り締まりが必要であると判断した箇所において取り締まり箇所が確保できないという問題や、取り締まりを行なう時間帯により制約を受けるという問題があります。
新たな速度違反自動取締り装置の導入により、取り締まりスペースの確保が困難な生活道路や深夜など警察官の配置が困難な時間帯における取り締まりが可能になると考えています」
―新型オービスで撮影するのは静止画? 動画?
「違反車両を前方から撮影し、運転者等の顔やナンバープレートが静止画像で撮影されるものです」
―二輪車は取り締まりの対象に含みますか。
「現時点では二輪車を取り締まりの対象から外すことは考えていません」
―時速30キロをオーバーした場合の赤切符(一般道の場合)に加えて、それ以下の速度違反の青切符でも取り締まるのでしょうか。
「各装置の運用方法については試行運用の結果を踏まえて今後検討することとしています」
―測定値の信頼性はどう担保するのでしょうか。
「信頼性については、専門家等の協力を得て確認を行なっています」
―駐車違反の放置違反金のように速度違反で車両の使用者責任(車両登録上の使用者の責任)を問うことは検討していますか。
「現時点では考えていません」
この他、新型オービスを使って全国で取り締まりを始める時期や具体的な取り締まり形態などを尋ねたが、「未定」「今後検討する」などの回答だった。
警察庁は現時点で答えられるものをストレートに回答してきた印象だが、それでも疑問点はまだ残る。やはり、二輪車の取り締まりも前提に、財源確保のための取り締まり強化と推測されるのだが…。
(取材/桐島 瞬)
1月下旬、大手企業の15年度社長人事が相次いで発表された。金融業界では生命保険業界中位のソニー生命保険、大同生命保険、大同生命の持ち株会社T&Dホールディングス、損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が、4月からの新体制を発表した。この中で「グループ会社の社内抗争が露骨になった」と業界内が騒然となったのが、ひまわり生命の人事だ。
ひまわり生命は熊野御堂厚社長が退任し、グループの中核損保会社である損保ジャパン日本興亜の高橋薫副社長が4月に社長へ就任する。新興生保の人事だけに生保業界を揺るがすインパクトはないが、損保ジャパン日本興亜グループの人事ととらえると、持つ意味は大きく変わってくる。
損保ジャパングループ社員は語る。
「熊野御堂さんは今年4月でまだ就任2年であり、63歳のため、退任する年齢ではない。社内では、旧損保ジャパンが旧日本興亜を本格的に追い出しにかかったとみられています」
損保ジャパンと日本興亜損保は2010年に持ち株会社を発足させ、14年9月に合併へ踏み切り、損保の事業会社単独としては国内最大の規模になった。合併前は持ち株会社の旧名称「NKSJホールディングス」で日本興亜を指す「NK」を損保ジャパンの「SJ」より前に置いたり、合併新会社の新社長の椅子を旧日本興亜の二宮雅也社長に譲ったりと、損保ジャパンが日本興亜に大幅譲歩していた。
前出社員は、その背景をこう説明する。
「売上高に相当する収入保険料は旧損保ジャパンが1兆4000億円を超えるものの、旧日本興亜は、その半分にも届かない。会社の規模からすれば、旧損保ジャパン出身者が社長に就くはず。ここまで旧損保ジャパンがおもねったのは、合併交渉を絶対に失敗できなかったから。損保大手とはいえ万年3位の損保ジャパンとしては、東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険を逆転するためには是が非でも合併にこぎ着ける必要があった」
●旧日本興亜の「追い出し」
実際、合併を見通せてから旧損保ジャパン側は手のひらを返す。新会社発足を見据えて14年4月に管理職を一本化したが、実質降格したのは日本興亜出身の社員が大半。今回、「日本興亜の営業のエース」といわれてきた熊野社長が放逐されたことで、旧日本興亜の「追い出し」が加速するのは間違いないとみられている。
すでに社内では、来年の二宮社長交代は決定的と目されている。櫻田謙悟会長は留任して、旧損保ジャパン出身者を社長に引き上げ、2トップ体制を確立する狙いだ。こうした状況を危惧し、明るい未来は望めないと判断したのか、合併前に実施した早期退職には旧日本興亜社員が殺到。もはや「損保ジャパン日本興亜」とは名ばかりとなってきた。「このままでは早晩、社名からも日本興亜の文字が消える」(前出社員)との懸念が現実味を帯びてきた。
(文=黒羽米雄/金融ジャーナリスト)