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J1開幕戦のG大阪戦で2ゴールを決めた武藤(左から2人目) [写真]=三浦彩乃
FC東京は7日、J1の開幕戦でガンバ大阪と万博スタジアムで対戦し、2-2の引き分けに終わった。一時は2点差をつけられて劣勢に立たされたがMF武藤嘉紀の2ゴールで勝ち点1を持ち帰った。
まさに千両役者だ。昨年の3冠王者を相手に、53分までに2点のビハインドと絶体絶命の状況だった。75分に右サイドのMF東慶悟からのクロスをFW前田遼一が頭で落とFW前田遼一が頭で落とすとボールは背番号「14」のもとへ。相手を背負う形でボールを置くと、そこから体をひねって左足でゴールネットを揺らした。
チームに勢いをもたらすと、続く後半アデイショナルタイムの91分には相手DFのクリアが中途半端に上がったところを見逃さなかった。ワンタッチでボールをコントロールし、ゴールから約25メートルの位置から今度は右足を振り抜いた。ハーフボレーで放たれたシュートは、外に巻きながら落ちてゴール右上に突き刺さった。
殊勲の活躍を見せた武藤は試合後、最高のスタートに笑みを浮かべた。
「1点目は、ファーストタッチなど考えて決められたゴール。2点目は入ったと思った。少し運任せなところもあったが、打ったら最高のコースにいった」
昨シーズンの終盤は相手の高まる警戒網とともに、周囲からのプレッシャーも受けて苦んだ。迎えたプロ2年目。早速、メンタル面の成長を自らの力で証明した。
「1試合目で2ゴールを決めることができたので、これからは肩の力を抜いてプレーできる。プレッシャーに慣れてきたということもあるけど、逆に慣れすぎて熱い気持ちを忘れないようにしたい」
さらに近々新監督を迎える日本代表についても言及。武藤は「代表に入りたいという気持ちはあった。そのためにアピールしないといけないと思っていた」とコメントした。そして、ライバルと目されているG大阪FW宇佐美貴史の前で圧巻の2得点だったが、「FWで出ている以上は、ゴールを決めたことに喜んでもいいのかもしれない。でも、ゴールをするまでは求めている内容ではなかった」と反省も忘れていない。
新生日本代表のエースFWへ――。2年目のジンクスとは無縁の22歳は、完全無欠のストライカー像への歩みを進める。
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