政治そのほか速
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ホルモン注射もオペもしない男性の体のまま人気AV女優として活躍する大島薫。そのルーツは二次元の「男の娘」にあると言うが、聞けば聞くほど、性の多様性と奥深さに気づかされてしまうのだ。さあ、アナタも大島薫という鏡を覗いてみよう。
――まず素朴な質問で、薫“くん”と薫“ちゃん”、どちらで呼んだほうがいいですか?
大島:どっちでもいいですよ。どちらかで呼ばれたからって、ボクが傷つくようなこともないですし。その人が自然なほうで呼んでもらえれば。
――では、薫ちゃんと呼ばせていただきます(笑)。ちなみに一人称は「ボク」なんですよね。
大島:これは最初迷いました。でも、「私」よりも「ボク」のほうが楽だなと思って。
――女性口調でもないですよね。
大島:男性が女性を演じると、過剰な女性口調になっちゃうことが多いんですよね。でも、「~するわよ」とか実際の女のコはあまり言わないじゃないですか。男の娘でも、メンタリティが女性的な人のほうが、喋りは中性的だったりしますし。
――ま、そうですよね。あと意外なのは、割と男性姿の写メをツイッターとかにアップするじゃないですか。
大島:あれもやっぱり最初は迷ったんですよ(笑)。まずAVっていうのが男性に興奮してもらってナンボっていう前提があるじゃないですか。よく聞く意見としても、ニューハーフさんでも、女装男子でも、男性姿を見てしまうと「萎える」と。確かにそれもわからなくはないんです。なので男性姿の写メをアップすれば、そういうお客さんを逃してしまうことになるかもしれない。ただ、ボクとしては「変身」も要素の一つとして見せたいっていうのがあって。
――ビフォー・アフターですね。
大島:そう、それで実際にアップしてみたら、すごく受け入れてもらえたんですよ。もちろん一部には見たくないって人もいたとは思いますけど、トータルでは喜んでもらえて。そうなると、最初のボクの危惧も、思い込みというか、固定概念に縛られていたんじゃないかって。逆に、より広い視野で「女装」を考えるきっかけにもなりましたね。
――確かに薫ちゃんからはその自由さを感じます。とはいえ、ブログにM性感に行った話まで書いてるのはなかなかすごいなと(笑)。
大島:結局、女が好きなのかよ! って(笑)。でも風俗ネタも、固定概念を崩すためにあえて書いているところもあるんですよ。
※3/10発売の週刊SPA!の「エッジな人々」では大島薫のロングインタビューを掲載中
取材・文/九龍ジョー 撮影/寺沢美遊