政治そのほか速
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クラシック戦線は牡牝とも東が優勢。牝馬は桜花賞へ向け、きさらぎ賞で牡馬の一線級を難なく蹴散らしたルージュバックという女傑がしっかり控え、最重要前哨戦のチューリップ賞はココロノアイが制した(残念ながら阪神JF馬ショウナンアデラは右第3中手骨骨折で戦線離脱)。
それだけにクイーンズリングの勝ちっぷりは、西にとっては“待望”。ルージュバックを脅かす存在が出現した、と言っても大袈裟ではないだろう。
「思ったより体が減っていた(20キロ減)のにはビックリしたが、カイバも食べていたし、装鞍所でも発汗はなく、落ち着いていた。初めての当日輸送だったからかな」。吉村調教師も戸惑う状況下ながら、直線で外から次元の違う末脚を披露。終わってみれば笑顔しかない快勝だった。
3月にJRAジョッキーとなって早くも重賞2勝目をマークしたミルコも、その素質を日本語で絶賛。「競馬場ではテンションが高くなるけど、賢いし、乗りやすい。桜花賞へいい感じ。チャンスだと思う。桜花賞を勝つのが夢なので、本当に勝ちたいだけです」
もちろんリングの強さだけでなく、ミルコの腕もあるだろう。ダイワマッジョーレの阪急杯にしても、この男が乗ると最後のひと伸びが明らかに違う。
「ジョッキーも『7Fを使って本番へ行くことはプラス』と言っていたし、本番のことを思い描きながら乗ってくれたね」とトレーナー。フィリーズRで得た点を、桜花賞では線に変える。ミルコならやってしまうか。2頭で決まるのなら穴党の出る幕はなさそうだが、ルージュvsリング&ミルコの華のある戦いはもちろん楽しみだ。 (水谷圭助)2015/3/16 16:56 更新