政治そのほか速
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今度はラグビーのワールドカップか。東京オリンピックの前年、2019年開催だからあと4年、日本国内12会場も今週決まって、お祭り好きの国民性だからもう少し盛り上がってもよさそうだが、どうも関心は今ひとつの感じ。馬じぃの好みでは野球、大相撲と肩を並べるくらい観て面白いスポーツなんだけどねえ。
問題は「番狂わせが最も起きにくい競技」だということ。なにしろ、日本は1987年の第1回から今年英国で開かれる第8回まで皆勤しているが、24戦してジンバブエ相手に1勝しただけ。これでは盛り上がれというほうが無理かも。
しかし、ラグビーの格言には日本人好みのものが多いから、ここから関心を呼び起こす手もありそう。「一人は皆のために、皆は一人のために」はチームプレーに活路の日本にピッタリだし、明大のモットー「前へ」など単純明快で爽やかだ。試合が終われば敵も味方もない「ノーサイド」など素晴らしい。と思っていたら、これ和製英語で海外では通用しないんだってね。でも、精神は万国共通のはずだから、日本開催を機に、国際的なラグビー格言にすればいい。
ただ、その前に今年9月の英国大会が気になる。サッカーのW杯同様、グループ分けした一次リーグから始まるが、日本は過去2回優勝の強豪南アフリカ、地元英国のスコットランド、過去8強進出2回のサモアなどのプールBに入って苦戦は必至。「皆のために」精いっぱい頑張ってもらいたいのだが…。
さて、競馬はレース名からも春本番、クラシックの蹄音が聞こえてくるような「弥生賞」。頭数は少ないが、春の主役を張るのに十分な好素材がそろい、皐月賞と同じ中山2000メートルでの攻防が期待できる。だいたい、どれが1番人気になるのか、どれが好配当なのかを見抜くのが、予想を的中させるより難しいほどだ。こういうときは虚心坦懐、オッズなど雑念は捨てて、負け知らずの2頭、(4)サトノクラウン、(3)シャイニングレイの◎○でいく。
そういえば、第3回ラグビーW杯南ア大会をテーマにしたクリント・イーストウッドの感動的な映画の題名が「インビクタス(負けざる者)」だったなあ、なんてことを思いながら。
■品川達夫(しながわ・たつお) 昭和44(1969)年、夕刊フジ創刊と同時に競馬欄を手掛け、デスク兼記者・予想家として約20年間紙面を汚す。その後、別のジャンルで新聞記者を務めながら競馬は続け、気がつけば「馬じぃ」に。