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モウリーニョはCLでマンCがバルサに勝つことを望んでいる [写真]=Getty Images
「昨日も今日もこれからも、永遠にバルサを心に刻み続ける」
これは、現在チェルシーで第二次政権を築いているジョゼ・モウリーニョ監督が、バルセロナの通訳ならびにアシスタントを務めていた時代の1997年5月、UEFAカップウィナーズカップ制覇後の優勝セレモニーで発した一言だ。
とはいえ、そのクラブへの忠誠はどこへやら、モウリーニョ監督は自身の言葉とは裏腹に、チェルシーでの第一次政権時代やインテルの指揮官時代はチャンピオンズリーグで対戦する度に、レアル・マドリードの指揮官時代はことあるごとに、バルサに対して舌戦を仕掛けてきた。そして、このバルサへの執拗なまでの執着心は、依然として衰えていないようだ。
モウリーニョ監督は先日、チェルシーがCL決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマン相手に敗退すると、同ラウンドではアウェーでのファーストレグでマンチェスター・シティを2-1で下しているバルサが、18日にホームで行われるセカンドレグで逆転負けすることを期待した。
「シティがバルサを倒すことを願っている。これは私が今仕事をしているイングランドのフットボール界の名誉の問題だ。とても難しいことは分かっているが、彼らならバルセロナでも勝利を収められる可能性がある」
今シーズンのCLでのプレミアリーグ勢は、リヴァプールとチェルシーが既に大会から姿を消しており、アーセナルもホームで行われた決勝トーナメント1回戦ファーストレグでモナコに1‐3で敗れている。そういった背景もあり、勝ち抜けの可能性が少しでも高いと思われるマンチェスター・Cに肩入れした、というのがモウリーニョ監督の言い分だ。
モウリーニョ監督はまた、マンチェスター・Cを応援する理由として、「彼らがCLから敗退すると、プレミアリーグに集中することになる。これはチェルシーにとっては都合が良くない」と説明している。とはいえ、チェルシーは現在、1試合消化が少ないにも係らず2位マンチェスター・Cに6ポイント差を付けて首位を独走しており、あまり説得力があるとは言い難い。
立場が変われば言動も変わるというのは世の一般人にはありがちだが、それはかつて自身を“スペシャル・ワン”と称した孤高の名将にも当てはまるようだ。
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