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ドリップバッグ、プロが教えるおいしく入れるコツとは
コーヒー粉が入ったドリップバッグ、コーヒーカップやマグカップにセットして湯を注ぐとコーヒーが入れられるあのアイテムだ。旅行や出張先のホテルで見かけることも多いだろう。インスタントコーヒーよりはおいしそう。でも、やっぱりハンドドリップのコーヒーには劣るんでしょ? といったイメージを持つ人も多いと思うが、実際のところどうなのだろうか。島根県松江市のカフェ「CAFFE VITA」オーナーである門脇裕二さんに聞いてみた。
ドリップバッグはハンドドリップ並みの味が出せる!
最近よく見かけますよね、ドリップバッグ。有名コーヒーチェーンも発売していますし、「CAFFE VITA」でも販売しています。「わざわざ器具を出すのが面倒」とか「急なお客さんのとき」といった時に便利ですよね。
味わいはというと、専門家の立場から見ても、ハンドドリップとさほど変わらないと思います。でもコーヒー豆で買うより、価格面で若干高くなります。個包装等のコストがかかるからです。
さて、ドリップバッグですが、実はおいしく入れるコツがあります。まず熱々の湯(ここ、重要です! )が必要。湯が沸くまでに、カップにドリップバッグをセットし、沸騰した湯を注ぎます。
カップいっぱいまで注げば、ドリップバッグの中のコーヒー粉も湯に浸っていると思います。その状態で1~2分置きます。このように浸しておくことで、コクが出ます。あっさり飲みたいなら、すぐにドリップバッグを引き上げ、濃く飲みたい場合や、マグカップのように容量の大きいものを使う場合は前述のように1~2分浸すのをオススメします。
またこのドリップバッグも鮮度が大切。基本的には窒素ガスが入れてあるので、封をあけたらできるだけ早めに抽出してください。あと、ドリップバッグの外装の袋がぺしゃんこではなくて、少し膨らんでるほうが鮮度がいいので、そういったものを選ぶといいでしょう。鮮度がいいコーヒーほどコーヒーからガスが出て、袋が膨らむからです。