政治そのほか速
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広島カープの2015年ペナントレースのキーマンは、広島愛に溢れた漢、黒田博樹(40)で間違いなさそうだ。
戦力面はもちろんのこと、メジャーリーグでの活躍を経ての帰還で知名度は抜群。その証拠に、有料放送『スカパー!プロ野球セット』の全国CMに登場することが決まった。さらには、地元広島TV局3社が生中継した復帰会見のDVDが発売されることも決定。昨年からのカープフィーバーも加えて、広島戦がドル箱カードになるのでは、とソロバンを弾いている関係者が多いという。
「黒田の公式戦初登板は開幕3試合目の3月29日日曜日と予想されています。同日のヤクルト戦を生中継すれば、ある程度の視聴率も期待できます。裏番組で巨人戦とぶつからなければの話ですがね」(TV制作スタッフ)
予告先発がファンに告知されるのは前日。ローテーション通りに先発投手が回れば、次回の黒田先発日も分かるのだが、広島の場合はそうはいかない。
「野村謙二郎監督の時代が特にそうだったんですが、先発ローテーションに外国人投手が入ると、変則になりがちなんです。前田、大瀬良らは『中6日』できっちりまわしていきますが、外国人投手は米球界の習慣で『中4日』を求めてきます。野村監督の時代、中4日でまわす外国人投手と、中6日の日本人投手の2パターンが存在し、そのしわ寄せでローテーションを1回飛ばされる投手も出たり、後半戦はスクランブル体制で中5日の投手も現れたりと、広島の先発は読みにくいんです」(プロ野球解説者)
コーチとして前任者を支えた緒方孝市新監督も、外国人投手の心境は分かっている。したがって、プロ野球中継を行うTV局側は「この日に、確実に黒田が出てくる」という保証を得ないまま、準備に入らなければならない。
「できれば、黒田が投げるという確実な情報があれば、宣伝を打つこともできますし…。シーズン半ばになれば、40歳の黒田が『中6日』ではなく、もっと間隔を明けて登板する可能性も出てきます」(前出制作スタッフ)
対戦するセ5球団も“黒田効果”に期待している。真剣勝負のペナントレースを戦っている以上、対戦相手の球団は広島側に黒田の登板日を尋ねることはできない。また、対広島戦を放送するTV局側にしても、「黒田が投げる、投げないでスポンサーの反応も違ってくる」という切実な事情もある。集客にしろ、視聴率にしろ、営業サイドの本音は「できれば、黒田の登板日を早めに教えてほしい」というわけだ。
「黒田がいれば、地上波から消えつつあるプロ野球中継の放送回数を回復させることも可能です。黒田がV9以来となる4連覇を目指す巨人打線に立ち向かう姿、球団創設80周年を迎えた阪神に挑む熱投…。黒田が投げるのなら、広島対阪神を放送しても、東京圏でも視聴率を稼げると思う」(同)
投げれば注目の的となるのは間違いない黒田だが、その効果にあやかるのは運頼みになりそうだ。