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  • ユーヴェが絶好調の2位ラツィオを粉砕…スクデット獲得が目前に迫る

     ユーヴェが絶好調の2位ラツィオを粉砕…スクデット獲得が目前に迫る

     セリエA第31節が18日に行なわれ、ユヴェントスとラツィオが対戦した。
     
      14日にモナコとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準々決勝ファーストレグを戦った首位ユヴェントス。激戦から中3日での試合となったが、この日は8連勝で2位まで上がってきた絶好調のラツィオが相手だ。ユヴェントスはトップにイタリア代表FWアレッサンドロ・マトリ、右WBにMFシモーネ・パドインを起用したものの、ほぼベストメンバーに近い布陣で臨んだ。
     
      最初に好機を掴んだのはユヴェントス。13分、CKのこぼれ球を拾ったアンドレア・バルザーリがゴール前のクラウディオ・マルキージオへパス。マルキージオが強烈なミドルシュートを放つが、ラツィオの守護神フェデリコ・マルケッティがなんとか抑えた。
     
      すると17分、ラツィオのクリアボールをバルザーリ、アルトゥーロ・ビダルとヘディングで繋ぐと、落としたボールがカルロス・テベスの元へ。オフサイドぎりぎりで抜けだしたテベスが、冷静にゴール右下に流し込み、ユヴェントスが先制に成功した。
     
      先制されたラツィオは25分、相手DFジョルジョ・キエッリーニのクリアミスをペナルティエリア内で拾ったミロスラフ・クローゼがワンフェイントからシュート。しかし、レオナルド・ボヌッチがカバーに入り、得点とはならなかった。
     
      ここで大きな得点が決まる。28分、カウンターからCBのボヌッチがドリブルを開始する。3対2の有利な局面が出来ると、そのままボヌッチがゴール前まで持ち込んで右足シュート。これがゴール右に決まり、ユヴェントスが追加点を奪った。このままユヴェントスが2点をリードして前半を折り返す。
     
      65分、ラツィオはペナルティエリアぎりぎりのところでFKを獲得する。これを途中出場のアントニオ・カンドレーヴァがシュート。しかし、これはジャンルイジ・ブッフォンの正面だった。
     
      さらに69分にもルーカス・ビリアがミドルシュートを放ったが、ブッフォンがなんとか抑えている。
     
      88分にはダニエル・カタルディがテベスに対して後ろからスライディングを見舞い、一発退場に。
     
      10人となったラツィオに反撃する力は無く、ユヴェントスが2-0で勝利。ラツィオとの勝ち点差を15まで広げている。一方、ラツィオの連勝は8で止まった。
     
      次節、ユヴェントスは敵地でトリノとの“トリノ・ダービー”を、ラツィオはホームでキエーヴォ戦を戦う。
     
     【スコア】
     ユヴェントス 2-0 ラツィオ
     
     【得点者】
     1-0 17分 カルロス・テベス(ユヴェントス)
     2-0 28分 レオナルド・ボヌッチ(ユヴェントス)

  • 初先発で初得点の横浜FM伊藤「あれは入ったと思った…」

     初先発で初得点の横浜FM伊藤「あれは入ったと思った…」

     初先発で初得点の横浜FM伊藤「あれは入ったと思った…」初先発で初得点の横浜FM伊藤「あれは入ったと思った…」
     [4.18 J1第1ステージ第6節 浦和 2-1 横浜FM 埼スタ]
     
      今季初先発となったストライカーは結果を残した。しかし、チームは浦和に1-2の逆転負けを喫した。だからこそ、横浜F・マリノスFW伊藤翔は「残念です」と唇を噛んだ。
     
      序盤こそ浦和にリズムを作られた横浜FMだったが、徐々に流れを引き寄せていく。しっかりと浦和の攻撃に対応してボールを奪うと、縦に速い攻撃からゴールに迫った。すると前半29分には、カウンターからボールを運んだFWアデミウソンのパスからフリーになった伊藤が決定機を迎えるが、右足で狙ったシュートはGK西川周作の好セーブに阻まれた。
     
     「あれは僕も入ったと思ったんですけどね…。西川選手がすごかったです」と声を落としたが、「もちろんあのシュートも決めたかったですが、シュートを打つことで自分のリズムが出てきたと思う」と話したように、前半34分に先制点が生まれる。
     
      またもや横浜FMがカウンターを発動させると、MF三門雄大が一気に敵陣までボールを運ぶ。「前の場面でミカちゃんが学(FW齋藤学)に出した場面があったので、同じような動きでボールをもらえる位置にいればボールが来ると思っていました」。その言葉どおり、三門から鮮やかなスルーパスが送られると、今度は西川の動きを見極めて先制ゴールを流し込んだ。
     
      しかしチームはその後、浦和に逆転を許して1-2で敗れた。「試合に出たら結果を残さないといけないと思っていたので得点を取れたのは良かったですが、チームを勝利に導けずに残念です」と語りつつも、「ただ、ここから長い連戦が始まるので、切り替えていきたい」とすぐさま視線を上に向けた。
     
     (取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
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