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日本サッカー協会は12日、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身でフランス国籍のバヒド・ハリルホジッチ氏(62)の日本代表監督就任を正式決定した。
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「まじめさ、勤勉さ、手を抜かず戦うことを要求する監督。勝利への執着心を植え付けてくれると思う」。霜田技術委員長は安堵(あんど)の表情で選考理由を語った。日本協会はアジアを勝ち抜き、世界の舞台で戦うために、経験や実績を重視し、日本人の長所を伸ばせる監督を求めていた。短い時間と少ない選択肢の中で、条件を満たす監督と合意に至ったのは幸運でもあった。
ハリルホジッチ氏はアルジェリアだけでなく、コートジボワールを率いて2010年W杯南アフリカ大会の出場権も獲得。「2カ国でW杯出場権を獲得し、欧州のビッグクラブで数々の代表選手と仕事をしてきた。実績や経験から自分の仕事に自信を持っている」(霜田技術委員長)という点も評価された。
昨年のW杯ブラジル大会で惨敗した日本代表の再建のため、アギーレ前監督に求めたのは戦術の柔軟性や臨機応変さ。同大会でアルジェリアを率いて、堅守速攻をベースに全4試合で異なる布陣を見せ、優勝国のドイツと接戦を演じたハリルホジッチ氏にも重なるものがある。霜田技術委員長によると、ハリルホジッチ氏は俊敏性、持久力、勤勉性、規律という日本人選手の質を高く評価しており、「こうやって戦うというのは監督もイメージしていた」と明かす。
さらに「代表は勝たなければいけない。勝利するために完璧主義者でありたい」と話しているといい、アジアカップで8強止まりに終わるなど不振が続く日本代表の流れを変えられるか期待される。
また、アギーレ前監督が八百長疑惑で解任された反省から、候補者の身辺調査も慎重に実施。日本協会内部だけでなく、海外の民間調査会社にも依頼して調べたという。【大島祥平】