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男子シングルスで決勝進出を決めた錦織圭=27日、メキシコ・アカプルコ(AFP=時事)
今大会で初めてセットを落とした。だが、流れが悪くなっても落ち着いて挽回できる余裕が今の錦織にはある。最終セットは本調子を取り戻して押し切った。コート上のインタビューではスペイン語で「本当にありがとう」と笑顔で話し、喝采を浴びた。
錦織、自己最高位更新へ=少なくとも4位確定-テニス
相手は15日のメンフィス・オープン決勝で下したアンダーソン。第1セットをあっさり先取したが、今回は簡単にはいかなかった。
第2セットはサーブの確率が下がる。速いタイミングで攻められてストローク戦を支配することができず、セットカウントは1-1に。最終セットも第1ゲームをブレークされる劣勢だった。
だが、コートを走り回って返球を続け、再びラリーの主導権を握った。「最後は何とか勝つ方法を見つけられた」。危機管理能力にたけ、昨年から戦い方の引き出しを増やしてきた自信の表れ。焦りはなかった。
これで週明けに発表される世界ランキングで少なくとも4位に上がることが確定。「多少の上下はある。(大事なのは)1年間戦った後の順位なので」と話していた。一喜一憂はしないが、目標の世界一へ大きな前進であることに疑いはない。長らくジョコビッチらトップ4人が「ビッグ4」と呼ばれて君臨してきた時代が続いた。一角を崩す錦織が、男子テニス界に新風を吹き込む。(アカプルコ時事)