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照ノ富士と逸ノ城、先輩同士の対決に複雑な母校

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照ノ富士と逸ノ城、先輩同士の対決に複雑な母校

 照ノ富士と逸ノ城、先輩同士の対決に複雑な母校

 大相撲春場所(大阪府立体育会館)14日目の21日、鳥取城北高OBの力士が土俵を沸かせた。

  新関脇・照ノ富士(23)(モンゴル出身、伊勢ヶ浜部屋)は2敗を守って千秋楽に優勝の望みをつなぎ、新十両の石浦(25)(宮城野部屋)は勝ち越しを決め、来場所の十両残留を確実にした。

  前日、横綱白鵬に土をつけて1差で追う照ノ富士は、同高の後輩で同郷の前頭筆頭・逸ノ城(21)(湊部屋)と対戦。身長1メートル90を超える巨漢対決は互いに譲らず、初場所に続く水入りとなったが、照ノ富士が先輩の意地を見せ、4分近い熱戦を寄り切りで制した。

  鳥取市の同高では部員ら約20人がテレビ観戦。主将(17)は「2人ともお世話になった先輩で複雑な気持ちで見ていた。すごい相撲だった。今回は照ノ富士関に優勝してもらいたい」と話した。

  千秋楽は、照ノ富士が大関豪栄道(境川部屋)に勝ち、兄弟子の横綱日馬富士が白鵬を倒せば優勝決定戦にもつれ込む。

  石浦も会心の速攻を見せた。青狼(錣山部屋)のもろ手突きをかいくぐって懐に飛び込み、一気に寄り切り。場所中に右太ももを痛めて苦しんだが、4勝6敗からの4連勝で勝ち越した。

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