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[3.17 ACLグループリーグ第3節 北京国安2-0浦和]
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は17日、グループリーグ第3節を行い、グループGでは2連敗で最下位に沈む浦和レッズが2連勝で首位に立つ北京国安(中国)のホームに乗り込み、0-2の完封負けを喫した。3連敗となった浦和は、4月8日に行われる第4節で、この日対戦した北京国安とホームで対戦する。
第1節水原三星戦で1-2、第2節のブリスベン・ロアー戦で0-1の敗戦を喫しており、是が非でも勝ち点3を持ち帰りたい浦和だったが、前半11分に北京国安に好機を作られる。しかし、PA内でボールを受けたFWデヤン・ダムヤノビッチの強烈なシュートを、GK西川周作が横っ飛びのセーブで阻んで先制点を許さなかった。
なかなかシュートまで持ち込めなかった浦和は、前半20分にMF武藤雄樹が個人技からゴールを脅かす。中央のFW石原直樹から左サイドでボールを受けた武藤は、ドリブルでPA前までボールを運ぶと中央に切り込んで右足を振り抜く。ボールは枠を捉えたものの、GKヤン・ジーの好セーブに遭ってネットを揺らすには至らなかった。
さらに前半31分にはカウンターを仕掛け、DF森脇良太のパスから抜け出した武藤が左足シュートまで持ち込むが、惜しくもボールはポストをかすめてゴール右に外れる。すると同33分、DFシュ・ユンロンにミドルシュートを枠内に飛ばされたが、西川が弾き出した。互いに好機を作りながらも両守護神の活躍もあり、スコアが動かないまま前半は終了した。
後半10分にはDF永田充のコントロールミスをMFパブロ・バタージャに奪われてカウンターを仕掛けられると、最後はダムヤノビッチにPA内から強烈なシュートを放たれたものの、西川が好反応を見せてゴールを守る。さらに同16分には、再びダムヤノビッチに至近距離から狙われたが、永田が決死のスライディングでブロックした。
押し込まれる時間帯が続いた浦和は後半18分にMF鈴木啓太に代えてFW高木俊幸を投入して、流れを変えようと試みる。しかし、ここまでキレのある動きで攻撃をけん引していた武藤が負傷し、同25分にMF梅崎司との交代を余儀なくされた。
そして後半33分、北京国安にゴールをこじ開けられてしまう。後方から送られたボールに反応した西川だったが、選手と接触してボールを遠くまで弾き出せず。すると、こぼれ球に反応したバタージャに流し込まれて、先制点を奪われてしまった。…