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悔しさを味わった男…U-22代表FW浅野「同じ過ちは繰り返さない」
昨年9月に行われたアジア大会。手倉森ジャパンは韓国に0-1で敗れてベスト8で散った。しかし、そこにFW浅野拓磨(広島)の姿はなかった。
手倉森ジャパン初の公式戦となった昨年1月のU-22選手権ではメンバー入りを果たして3試合に出場し、その後も同代表の常連メンバーとなっていた。たが、アジア大会では負傷もあり、メンバーから外れた。だからこそ、「本当に悔しかった」と当時を振り返っている。
「広島でチームメイトの岳(FW野津田岳人)が点を決めている姿を見て、悔しい思いがありました。でも、どうすることもできないし、焦っても仕方ないので、テレビを見ながら自分が入ったときのイメージを作りつつ、モチベーションを上げようとしていました」
チームはベスト8で韓国に敗れて大会を去ることになるが、“自分がいなかったから負けた”とは思わない。しかし、その場にいられなかったことを後悔している。「あの場に自分がいないという悔しさがありました。でも、それはどうしようもないので…。だからこそ同じような過ちは繰り返したくないんです」。
アジア大会をテレビで見ながら、手倉森ジャパンでプレーする姿をイメージしてきた。そんな努力を続けてきたからこそ、12月のタイ・バングラデシュ遠征では2得点ときっちり結果を残し、改めて存在感を示した。
3月11日のU-23ミャンマー戦を経て、3月末にはU-23選手権予選(リオ五輪一次予選)に臨む。悔しさを味わった男は、「次は自分がピッチに立ってチームのため、そして日本のために戦い、しっかり結果を残せればいいと思っています」とピッチ上で大暴れすることを誓った。
(取材・文 折戸岳彦)