政治そのほか速
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力投する中日先発の八木=4日、ナゴヤドーム
中日の先発八木は、二つのテーマを持って試合に臨んだ。「先に失点しない」「丁寧に低めに投げる」。いずれも実行して、3年ぶりの白星をつかみ取った。
相手のマウンドは黒田。広島の大黒柱と我慢比べの投げ合いになった。「ゲームメークできる投手。先制点を与えると楽に投げさせてしまう」と覚悟した通りの展開だった。
一回、1死から菊池に二塁打を打たれたが、丸を見逃し三振に仕留め、4番グスマンには外角低めへの変化球を振らせた。先頭の菊池に内野安打を許した四回も冷静だった。「絶対にスタートを切ってくる」。絶妙なけん制でピンチの芽を摘んだ。結局、7回無失点。本拠地のファンの前で黒田に勝った。
5回、中日の大島(右奥)に2点二塁打を打たれ、のけぞる広島先発の黒田(手前)=4日、ナゴヤドーム
初登板となった3月29日の阪神戦では球が浮き、2ランを2本浴びて4回4失点で降板。「前回は流れをつくれなかった」。先発投手としての汚名返上も果たした。
日本ハムで新人王に輝いた左腕も、昨季限りでオリックスを戦力外になった。テスト入団した新天地で第一歩を踏み出し、「最高の1勝になった」。中日を5連勝に導いた力投を喜んだ。