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昨年のブラジルW杯でブラジル代表主将を務めたDFチアゴシウバ(30=パリ・サンジェルマン)が本紙インタビューに応じて胸中を激白した。セレソンの歴代最強センターバックは、日本代表で10番を背負うMF香川真司(25=ドルトムント)を称賛。さらに日本サッカーの弱点をズバッと指摘した。
――日本代表は1月のアジアカップで準々決勝敗退。なにか助言は
チアゴシウバ:(過去に対戦した)日本の3試合はすべてとても難しかった。でも、それぞれの試合で我々が先制点を決めると、簡単になった。日本は先制点を許すと集中力を失う。私が彼らの力になれるなら「もう少し集中力が必要」と言えるだろう。それはブラジル相手だけじゃなく、すべての試合に言える。
――逆に日本代表で感銘を受けた選手は
チアゴシウバ:(カガワですね! いいプレーヤーで多くの特色がある。カガワは(元日本代表監督の)ジーコ(62)と同じタイプの選手ではないけど、カガワのプレーに時々、ジーコのそれを感じるものがある。カガワはできる限りシンプルにプレーしようとしているから。もっとも、それこそがサッカー。複雑なことをしようとすると、失敗をしてしまう。
――成功を収める重要な要素は
チアゴシウバ:(とても難しい質問。才能も求められるけど、とにかく熱心に取り組むことが大切。
――DFとして最も重要な点は
チアゴシウバ:(センターバックは多くの資質を求められる。もし一つ選ばないといけないのであれば、「試合を読み解く力」だと思う。相手が何をしようとしているのか瞬時に分析できなければならない。例えば、相手MFがボールをスルーした場合、それが意図的かどうかを見抜き、遅れずに対処する必要がある。とにかく集中し、気配りを行き届かせる。
――これまでのキャリアで最高の1試合は
チアゴシウバ:(ACミラン(イタリア)でバルセロナ(スペイン)と(欧州)チャンピオンズリーグを戦った試合(2011年9月13日)が記憶に残っている。終盤に(元オランダ代表MF)クラレンス・セードルフ(38)からのCKを私が頭で決めた試合(2―2の引き分け)。自分のキャリアでとても重要な試合になった。
――いつか日本でプレーする日は来るか
チアゴシウバ:(分からない。サッカーにおいて、未来について話すのは私にとって常にハード。ただ私の夢はいつか、フルミネンセ(ブラジル)に戻ること。最初にプレーしたチームだから。でも、それが実現するかも分からない。契約がある限りパリに居続けたい。その後どうなるのか、様子を見るしかないね。
☆チアゴシウバ 1984年9月22日生まれ。ブラジル・リオデジャネイロ出身。フルミネンセの下部組織を経て2004年にジュベントゥージでプロデビュー。06年にフルミネンセ、09年にACミランに加入。12年にパリSGに移籍した。代表は08年に初選出。北京五輪、南アフリカW杯メンバーにも選出された。昨年の母国W杯では代表主将を務めた。183センチ、79キロ。