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ヘルタ・ベルリンのコートジボワール代表FWサロモン・カルーが、ベルリンの壁の一部を壊して持ち去る姿がドイツ公共放送連盟RBBのテレビカメラに収められ、1万ユーロ(約130万円)の罰金処分に科される可能性が浮上した。16日のイギリス紙『インディペンデント』などが報じた。
ベルリンの壁は1990年に東西ドイツが再統一され、その翌年に歴史的建造物、象徴的遺跡としてシュプレー川沿いの約1.3kmの壁を文化財として保存することが決まった。それ以来、破壊した者は最大1万ユーロの罰金処分が科されることが法律として定められた。
そのことを知ってか知らずか、カルーは金づちとのみを両手に持ち、ベルリンの壁を削る姿が全国放送でドイツ中に放映された。放送中には司会者までもが「本当に削っていますね」と驚愕しており、ベルリンの壁を管理する『イーストサイド・ギャラリー』の館長、カニ・アラヴィ氏は放送を見て警察に被害届を出したとされる。
衝撃の映像を目にしたアラヴィ氏は次のように怒りのコメントを発している。
「映像を見た時、ソファから転げ落ちそうになった。高給取りの有名人が国の文化財を使って知名度を上げようとしている。敬意に欠ける行為であり、これを撮影したテレビ局にも悪意がある。本当にショックだ。ギャラリー側の警備が甘いといって許される行為ではない。ブランデンブルク門(観光名所)で同じことをしたら逮捕されていただろう」
なお、アラヴィ氏によると、数年前に同じ行為に及んだ人物は2500ユーロ(約32万5000円)の罰金を支払ったという。