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【ポルトガル 0-3 日本 アルガルベ杯第2戦】
6月にカナダで開催されるW杯の前哨戦、アルガルベ杯の第2戦が6日に行われ、初戦を落としたなでしこジャパンは開催国ポルトガルと対戦した。
4日のデンマーク戦でまさかの敗戦を喫した日本はメンバーを総入れ替え。GKに福元、DFに右から有吉、川村、田中、上尾野辺を起用。
MFでは追加招集の横山が代表初キャップを記録し、デンマーク戦途中出場だった永里、宇津木がスタメン出場。今季から日テレ・ベレーザに移籍したプレースキックの名手・上辻も先発に名を連ねた。
また、前線はともになでしこリーグで得点女王の実績を持つ菅澤と高瀬がコンビを組む。
ポルトガルはW杯、オリンピックともに出場経験はないが、大会前に日本がW杯の初戦で相対するスイスと親善試合を行い、勝利している。なでしこジャパンとは史上初めての対戦だ。
前半はボールを支配しながら、左サイドの横山のドリブルでの仕掛けや高瀬のボールキープ、宇津木の効果的なサイドチェンジなどが随所に見られたものの、シュートを打つ回数が少なく、ポルトガルゴールをこじ開けることができない。
そんな中36分、右CKを一度はクリアされたものの、こぼれ球の落下点にいた川村がダイレクトボレーでゴール左隅にねじ込んだ。
先制した後の日本はより積極性が増し、ディフェンスラインの裏を突くボールや思い切ったシュートなどが出るようになった。
後半に入ると横山が輝きを放つ。54分、左サイドからドリブルで切り込むと、エリア手前で右足を振りぬく。
強烈なミドルシュートはゴール左上隅に突き刺さり、リードを2点に広げた。昨季チャレンジリーグ(2部)で得点王に輝いた横山は、代表デビュー戦で嬉しい初ゴールとなった。
2点目が決まった後、横山と高瀬がポジションを入れ替えてプレーするようになる。横山は最前線へ、高瀬は左サイドへポジションを移した。
73分、日本は宇津木に代えて阪口、永里に代えて安藤を投入し、さらに追加点奪取を目指す。
そして79分、ディフェンスラインとの駆け引きを制した菅澤が、後ろからのロングパスを完璧な胸トラップで収め、気持ちの良いチーム3点目をゲット。この試合なかなかチャンスを決め切れなかった菅澤にもゴールが生まれた。
3点のリードを手にしたなでしこジャパンは最後まで集中力を切らさず、ポルトガルの攻めに冷静に対応。アディショナルタイムも攻め手を緩めることなく試合を締めくくった。…