政治そのほか速
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宝富士(手前)を寄り切る豪栄道=8日、大阪・ボディメーカーコロシアム
勝ち残りの土俵下で、豪栄道がホッとした表情を見せた。大関として故郷の大阪に凱旋(がいせん)し、早速勝ち名乗りを受けた喜びをかみしめるようだった。
過去1年で2勝2敗だった宝富士を相手に快勝を収めた。左をのぞかせて右からおっつける。嫌がった相手が距離を取ったところでもろ差しになって一気に前へ。大関昇進後は勝ちを急いでバタバタとした相撲が目についたが、この日は全く危なげがなかった。
1月の初場所は千秋楽にかど番を脱出するという苦しみを味わった。しかし、ご当所の大阪では2012、14年ともに12勝を挙げている。今場所は13勝を目標に掲げた。普段は具体的な数字を言わない大関が、自らを発奮させるように高いハードルを掲げる。
花道を引き揚げる際、姿が見えなくなるまで歓声が送られた。支度部屋では「まずまずです」と言いながら、「連勝して早く流れをつかみたい」と本音もこぼれた。
師匠の境川親方(元小結両国)はこの日、土俵下で審判を務めた。「初日に勝つのと負けるのでは全然違う」。好スタートを切ったまな弟子の巻き返しに期待していた。