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ミランは現地時間16日にフィオレンティーナと対戦し、1-2の逆転負けを喫した。4試合ぶりの先発出場を果たした日本代表の本田圭佑は、試合後「結果が全て」だとチームの敗戦を悔やんだ。
後半に先制点を奪いながら試合終了間際に立て続けに失点し、逆転を許したミラン。本田は「終盤に決められるところまでは、最高にいい気分の状態から180度、たった20分間くらいでひっくり返されたということで、もうこれだけみんなのテンションが変わったというところですから、サッカーの厳しさを思い知らされましたね」と、チームの士気に大きな変化があったことを認めた。
記者から「最初の部分では、今までにないミランとして手応えがつかめていたのでは」という質問に対しては「そんなことはない」と否定。
「相手のシステムがたまたまお互いに攻撃面でアドバンテージが出てたというか、いい形で相手が最初3バック気味になってきたことで、自分ところのスペースが空いてたんでね。ただ、相手にもチャンスがあったということでいえば、そんな簡単な試合ではなかったし、どっちがものにしててもおかしくない、という意味では妥当な結果だったのかもしれないですね」と試合を振り返った。
この試合に敗れたことで、ミランの指揮官、フィリッポ・インザーギ監督の去就が注目されている。しかし、本田は今季の不調は監督だけの責任ではないと主張する。
「監督だけじゃないですよね。全員ミランという名前を抱えている人間すべて、この状況を受け入れる必要がありますし」
本田は、チームが勝ちきれない要因を「細かい部分でいえば、前回の試合もそうでしたけど、最後のところが戦術どうこうの枠を超えてくると思うんですよね。1対1で止めるとか、最後のシュートをどう防ぐとか。
だから、簡単に言えば集中力みたいなものが足りない。そういう意味では、当然ながら監督に一番の責任はありますけど、でもあのへんの最後の15分、20分っていうのは、結局はどう1対1で対応するかだと、個の質というものが問われてきますから」と分析した。
続けて、「押し込まれていた時に、各々が我慢しきれなかったという印象ですよね。それが今のミランの弱点というか」とチームの弱点を嘆いた。