政治そのほか速
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14日のブレーメン戦で、MFミュラー(25歳、ドイツ代表)が圧倒的な存在感を見せつけた。
まず、24分の先制ゴール。左45度の位置から、利き足ではない左足でカーブをかけたシュートは、まさに技ありだった。
ミュラーは「僕に左足で打たせてはいけない、という鉄則をブレーメンは知らなかったのかなあ」とジョークを言って報道陣の笑いを誘い、「いや、とにかくやるべきプレーをしただけ。そうしたら(不得手な)左足が付いてきてくれた」と、先制シーンを説明した。
人間性が高く評価されそうなのが、チームの3点目と4点目だ。いずれも自分自身で決められる好機で、ボールをFWレバンドフスキ(ポーランド代表)に回し、エースストライカーのゴールにつなげた。
「相手を圧倒して勝てたことを誇りに思っている」と、ミュラー。個人記録より、チームの勝利を優先するのは、バイエルンの伝統であり、グアルディオラ監督の哲学だ。それでも、リーガの得点王争いにも加われそうな“点取り屋”が、自らのゴール数にこだわらない姿は、サポーターを感動させたことだろう。
ジョーク好きで、やんちゃな弟分――というイメージのミュラーだが、31歳のDFラーム主将(元ドイツ代表)、30歳のMFシュバインシュタイガー(ドイツ代表)に次ぐ世代のチームリーダーへの道を、着々と歩んでいる。