政治そのほか速
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セクハラ行為をしたとして女性職員から提訴され、8日付で辞職するとしていた宮城県大衡村の跡部昌洋村長(66)が7日、村内で記者会見し、「騒動を起こしたことをおわび申し上げる」と謝罪した。
セクハラ行為については否定し、26日投開票の村長選には立候補しないと明言した。
跡部村長が公の場に姿を見せたのは、村議会を解散した3月17日以来、3週間ぶり。弁護士2人とともに臨んだ会見の冒頭、「18年9か月の村長としての仕事が終わる。村民を始め、多くの関係者におわび申し上げる」と頭を下げた。
自身に対する不信任案を可決した村議会を解散し、その2日後の3月19日に辞表を提出したことについては、「可決される前から辞める決意だった」と説明。登庁しなかった理由を問われると、「体調がすぐれなかった」などと釈明した。
村長選への立候補は、体調不良により「断念する」とした。5期目の退職金として約1100万円が支払われることに対しては、「ご意見はあろうが、いただく」と述べた。
セクハラ行為に関しては、「していない」と繰り返し発言。裁判で事実を明らかにするとともに、名誉を傷つけられたとして、女性職員に損害賠償を求める考えを示した。
これまでの実績については「工業団地にトヨタの関連企業などが立地し、財源を確保した。日本一、子育てがしやすい村になった」と強調。その上で、「こんな形で辞めることになり、不本意だ」と悔しさをにじませた。会見前には幹部職員に謝罪したという。
一方、当初予算案を審議中に跡部村長が村議会を解散したことで、村は人件費などを盛り込んだだけの暫定予算でしのいでいる。今年度の目玉事業だった住宅団地の造成は着工が遅れる見通しで、担当者は「来年秋の分譲予定が3か月はずれ込みそうだ」と話した。別の職員は「苦情の電話が毎日あり、仕事がはかどらない。職員の士気も下がっている」と嘆いた。