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家庭教育プロデューサー・酒井勇介さん(52)の講演会「賢い子に育てるコツ教えます!」(鳥取県読売会主催、県・市教委後援、読売新聞大阪本社販売開発部協力)が17日、鳥取市富安のさざんか会館で開かれた。
新聞を活用した学力向上策などを紹介した酒井さんは、「家庭学習を毎日少しずつ続け、生活習慣に」と力説。幼稚園や小中学校に通う子どもの保護者ら約80人が、メモを取りながら熱心に聞き入った。
酒井さんは1986年、学習研究社(現・学研ホールディングス)に入社し、児童教育関連の商品企画などを担当。退社後、子育てや新聞学習をテーマに全国各地で講演やセミナーを行う。この日は、自身の子育て経験も交えて講演した。
家庭内での生活習慣を見直してルールを決め、毎日続けることの大切さを強調。「学力は急に向上せず、低下もしない。生活習慣のうえに学習習慣が積み重なる。まずは小さなことを、365日のうち250日続けることから始めて」と話した。
また、新聞を活用した学力アップ術を紹介。▽記事の中で、知っている言葉や漢字に丸をつけていく▽興味を引き出すような、記事に関連した質問をしたり、質問を考えさせたりする▽記事中に見つけた国や都道府県名を、実際に地球儀や地図で調べる――などと例示した。
さらに、作文力や発表力につながる「親子の会話」の重要性についても取り上げた。学校生活の様子を子どもに話してもらう時のコツとして、「今日の学校、楽しさは何点だった?」と声をかけ、返ってきた点数について「それはなんで?」と聞いてみることを勧めた。
小学2年と2歳の姉妹を育てる鳥取市の主婦平野育子さん(40)は、「事例をもとにした、家で勉強する習慣をつくる方法が分かりやすかった」。小学生の長男がいる八頭町の主婦谷本文子さん(49)は、「新聞の活用方法がたくさんあることに気づいた。実践してみます」と話していた。(末善悠太)