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TBSは10日、東京・赤坂の同局にて4月期番組改編説明会を開催。編成部長の伊佐野英樹氏が、視聴率低迷によるゴールデンタイムのドラマ枠減少に悔しさをにじませ、”ドラマのTBS”復活への思いを語った。
4月の改編により、『水戸黄門』や『大岡越前』、『ハンチョウ~警視庁安積班~』などを放送してきた月曜20:00の伝統のドラマ枠を終了させ、59年ぶりにバラエティー番組を復活させるTBS。これにより、ゴールデンタイムのドラマは5枠から4枠へ減少となる。
編成部長の伊佐野英樹氏は”月8枠”終了について、「『ハンチョウ~警視庁安積班~』『隠蔽捜査』『ペテロの葬列』など、内容的に好評をいただいたドラマを放送できたと思っていますが、いかんせん数字がついてこなかった」とコメント。「質の高いサスペンスなどを放送するには、8時台だと早いというところがあり、作品の質が限定されてしまう」と時間帯の難しさを語り、「連続ドラマがあると2時間編成がやりにくくなるという戦略上の理由もある」と終了の理由を説明した。
また、時間帯を変えてドラマ枠の数を維持するのではなく、4枠に減らしたことについて、「昨年後半、7月クール、10月クール、1月クールと残念ながらドラマが苦戦している」と現状を伝え、「一回4枠にして、企画や戦力をもう一度精査して、ほかの4枠が数字を持ち直してみなさんに楽しんでいただけるような評価をいただけたらまた広げる」と方針を語った。
「私もドラマ出身なので、非常に悔しい思いをしております」と無念さをにじませた伊佐野氏。「かつては”ドラマのTBS”とも言われ、その名をほしいままにした時代もありましたが、現状残念ながら2桁をとるのがやっと。これを機会に4枠に縮小し、この4枠にお客さんを取り戻して、じゃあもう1枠いってみようというようになれたら」と復活を願った。
なお、”月8枠”終了に伴い、新たにスタートするのは、タカアンドトシがMCを務めるランキングエンターテインメント番組『世にも不思議なランキング なんで?なんで?なんで?』(毎週月曜20:00~)。さまざまなテーマのランキングデータの謎に注目し、そのランキング結果から”なんでランクインしたのか?”を徹底的に解き明かす。