グループBOYFRIENDが今回は「不思議の国のアリス」に変身した。うさぎの穴に転がり落ちたアリスが薬を飲んで身体が小さくなったり大きくなったりしながら、地下世界を旅行するストーリーを純愛ラブストーリーに新しく脚色した。

9日に4thミニアルバム「BOYFRIEND IN WONDERLAND」の発売を控え、OSENと会ったBOYFRIENDのメンバーは最初から強烈だった。ピンクを帯びたオレンジ色から赤みを帯びた茶色、神秘的な緑など、色とりどりのヘアスタイルが目についた。夢幻的で童話のような感じが印象的だった。

「前回はオオカミだったので荒かったのですが、今回はとてもファンタジーのような感じがあります。童話のような感じが強いです。楽しくてパワフルで中毒性も強いです。衝撃的に見えると思います。また、それぞれメンバーがもっとよく描写されたのではないかと思います。メンバーらが『アリス』に登場するキャラクターに変身しました」

今回のアルバムは、プロデュースチームSweetuneの指揮の下で作業した。変わらずキッチュな感覚とユニークなメロディが印象的な楽曲が収録された。タイトル曲「BOUNCE」は曖昧で態度をはっきりしない女性に心のすべてを捧げて告白する男性の話を描いた楽曲だ。悩まず愛を楽しもうというテーマを多彩なビートとリズムで表現した。

「初めて曲をもらったときは『一か八か』だと思いました。好き嫌いが分かれるだろうと思いましたが、レコーディングした後聞いてみたらガイドよりずっとよかったです。僕たちによく合う歌です。初めて聞くジャンルの楽曲で『上手くこなせるか』と心配しましたが、結果がいいです」

「君という女の子」(ピーターパン)、「WITCH」(赤ずきん)をつなぐメルヘン童話3部作の完結版でもある。話を貫くキッチュなコンセプトやビビッドカラーは馴染みのあるものだが、ここに再解釈を加え、BOYFRIENDだけのユニークなイメージをより一層明確に感じることができると期待を集める。

ミュージックビデオにも「アリス」のコンセプトを十分反映し、風変わりな絵が誕生した。メンバーらはそれぞれ童話の中に登場するキャラクターに変身し、帽子屋からウサギ、双子のトゥイードルダムとトゥイードルディーに扮した。

今年でデビュー5年目を迎えたBOYFRIENDはいつも和気藹々としたエネルギーを発揮するグループだ。メンバーは皆仲が良くて和気藹々とした雰囲気だ。お互いにいたずらをする姿は付き合いの長い友達のようで、兄弟のようにも見えた。危機的状況もなく、5年間グループを引っ張ってきた彼らの固いチームワークの秘訣はご飯だった。

「宿舎での生活は5年くらいになりましたが、不思議なことにあまり喧嘩したことはありません。でも、韓国で長い間活動を休んでいたときは、精神的に疲れていたと思います。韓国にいなかったのでメンバーたちとあまり会話もなかったし、敏感になって僕たちにも危機でした。僕たちは一日に一食でも必ず一緒に食べます。ご飯を食べて話していると親近感がわいてくるし、普段できなかった話もします」

彼らは今回の活動において様々な目標を設定した。前回のアルバムが音楽番組で初めて1位を獲得しただけに、今回は地上波の音楽番組でも1位になることが目標だ。グループgodのように長続きするグループになることもBOYFRIENDの目標だ。

「最終的な目標まではまだまだです。一段階ずつ踏んでいくことが重要だと思います。昨年の目標だった音楽番組1位と韓国でのソロコンサート開催は全部叶いました。今年の目標は地上波の音楽番組で1位になることです。BOYFRIENDだけの特色を人々に確かに印象付けたいです。一段階ずつ踏んでいきながら長生きする長寿グループになりたいです」

地上波番組1位という目標を聞いて公約について聞くと、彼らだけの独特で面白いアイディアが出てきた。「1位公約ですか？空港ファッションとして韓服(韓国の伝統衣装)を着たり、音楽番組に行くとき、あるいはラジオに出演するとき、韓服を着ます(笑)」

海外での活動と個人的な日程で忙しい日々を過ごしている彼ら。忙しい中でもあるメンバーは「勤勉になること」「楽しみながら生きること」、他のメンバーは「曲の作業を一生懸命にすること」など、それぞれ新年に立てた計画も着実に実行に移している。それでは、今回の活動においてのBOYFRIENDの目標は何だろうか。

「前回の活動でたくさん愛してくださっただけに、そのお返しの意味でもっと素敵な活動がしたいです。実は、プレッシャーも期待も大きいアルバムですが、できるだけ良い姿をお見せしたいと思って努力しています。また、たくさんの方が期待しているだけに成果を出したいと思います。BOYFRIENDというと思い浮かぶイメージや特色ができてほしいです」

コンサートについても話した。「今回の活動が終わったら南米ツアーを行う予定で、ヨーロッパツアーも計画しています。中国でも活動する計画です。今年中にまたアルバムを出したいと思っています。昨年は残念ながらコンサートが1回だけだったので今回はもっとやりたいです。3回(笑)？」