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エメラルドグリーンのマスクを被ったヴォーカルGeno。彼の想いに賛同したベースのNATCHIN(SIAM SHADE)が協力の手を差し伸べ、バンドの母体が誕生。その後、ギターのmi-ya(a DROP OF JOKER)とドラムのAct.を加え、昨年10月に"21g"は産声を上げた。
21g初ライブ初ワンマン、熱狂止まない始まりの一夜
21gは、昨年10月4日に『天照賛歌』『エメラルドグリーン』を同時発売し、ライブ活動をスタート。同日に初台ドアーズで行った1stワンマンライブでは、場内を満員の観客たちで埋めつくしていた。昨年12月には2ndワンマンライブも実施。幾つかのイベントライブに出演しながらも、これまで非常に限られた本数のライブ活動や限られた露出ということから、なかなかバンドの全容を捉えるには難しかったのも事実。
あえて露出を抑え、話題作りをしていた??。奴らが、そんな小賢しいことをするわけがない。すべては、1stアルバム『GENORATION』を作りあげるために費やされてきたこと。そう、「21gとはどういうバンドであり、何を表現し、何をメッセージしようとしているのか?」。その問いかけに明瞭な回答を提示するため、「最初の最良の答え」を構築することに、4人は相応の歳月を費やしてきた。
3月21日に世に放たれる1stアルバム『GENORATION』には、先に発売した2枚のシングルの表題歌も収録。『Mr.アドレナリン』や『チョコレート三丁目』『つき』など、すでにライブで披露してきた曲たちも、ライブという経験の場を重ねたうえで、さらにブラッシュアップした姿で収録してきた。もちろん、このアルバム用に書き下ろした新曲も登場。ここには、全部で11曲の「21gの心の素顔」が詰め込まれている。
切々としたアコースティックギターの上で心の叫びを晒すようなGenoの歌声から幕を開けた『MASK』。人が心が仮面を外したときに見せる本音というべきか、Genoが、そして21gのメンバーらが仮面の裏側に秘めたメッセージがここには映し出されている。
Genoの猫の鳴き声からシャウトへと転化!!。ハード&ドラヴィンな『ねこのうた』では、人の愚かな生きざまを、自由を謳歌する猫の生態に重ねながら思いきり皮肉を効かせてきた。
Genoの歌の唄う♪ツッツチー♪というスキャットに合わせ、演奏陣も同じく♪ツッツチー♪としたリズムを刻んでゆく。嘆くように唄うGenoの歌声は、何時の時代の人もが抱くく心の慟哭のよう。ミッドグルーブな『つき』に触れ、心がむせび泣いた。哀切さを持ったピアノの音色も印象的。「恋するって何だろう?」とみずからへ問いかけながら、胸の内に渦巻いた心苦しい想いを赤裸々に描いた『初恋』。
ライブでも熱狂の空間を描くに相応しい、身体中のアドレナリンを逆流させてゆく『Mr.アドレナリン』。同じくコアなエナジーを爆発。「精神も肉体も脱ぎ捨ててしまえ」と、Geno自身、さらには21gとして活動してゆく明確な意志を示した『21Genoration』。
収録した11曲に詰め込んだ"4人のほとばしるエナジー"に。世代を超え、「活きることに渇望する人たち」の魂に響く歌の数々に、ぜひ触れていただきたい。
1stアルバム『GENORATION』は、現在「クロサワオンラインストア」とライブ会場のみでの販売という形を取っている。気になる方は、ぜひライブ会場へ足を運んでいただくことをお勧めしたい。ちょうど3月21日の目黒ライブステーションを皮切りに、都内での開催とはいえ「1st ALBUM発売記念 21g LIVE「Genoration」Chapter 3」もスタートする。ファイナルは、4月24日・渋谷WWWに決定。さらに5月より、Gargoyle主催の全国ツアー「狂い咲きジャパロックツアー」の西日本で行われるライブへ幾つか帯同することも決定している。
まだまだゆったりとした動きとはいえ、一つ一つに濃いエネルギーを注ぎ込んでいるように、ぜひ、機会を設けつつ21gの音源やライブに触れていただきたい。もちろん、この先もいろんな計画が進められている。そこは、逐次していくので楽しみにしていてほしい。(TEXT:長澤智典)