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鈴木京香、戦時中の母親役は「母としての強さを出すよう自分を律した」

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鈴木京香、戦時中の母親役は「母としての強さを出すよう自分を律した」

鈴木京香、戦時中の母親役は「母としての強さを出すよう自分を律した」

 

6月6日公開の映画『おかあさんの木』のクランクアップ報告会見が17日、都内で行われ、主演の鈴木京香をはじめ、志田未来、三浦貴大、奈良岡朋子、磯村一路監督が出席した。

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東映の戦後70年企画として製作された本作は、長きにわたって小中学校から高校までの教科書に掲載され、今年5月には大人向け文庫化も決定した大川悦生原作の同名児童文学を磯村一路監督自ら脚色した作品。貧しいながらも懸命に育て上げた7人の子供たちを次々と兵隊にとられ、そのたびに子供の数だけ桐の木を植えて無事に生きて帰るのを待つ母親・田村ミツ(鈴木京香)を主人公に、残された家族の無念さと戦争の悲惨さを描く。

今年1月23日からクランクインした本作のロケも3月10日にクランクアップを迎え、この日はキャスト陣と磯村監督による報告会見。主演の鈴木は「現場でスタッフとキャストが一丸となって本当にやさしい素敵な物語が完成しました」とアピール。初めてもらった台本の印象について「最初脚本を読んだ時は1人1人の息子を送り出す時の気持ちが書かれてあり、字を追っているだけなのに涙が出てきて、こんなにも悲しい思いを7回もするかと思い、大変難しい役だと実感したのを覚えています」と振り返り、「あまり水っぽくならないように、母としての強さを出すよう自分を律しました。撮影中は強く強くということを心がけていた日々だったと思います」と話した。

鈴木はまだ独身で母親になったことはないものの、撮影中は「子育てした経験がありませんから、母のことを考えましたし、いろんな人から母の優しさを聞いりもしました。その時代を象徴するお母さんのイメージでやらせてもらいましたよ」とやり切った様子。そんな鈴木の息子役を演じた三浦は「京香さんとご一緒したシーンは戦地に出征する時なんですが、もう目の前に立っているとすごく不思議な感覚で、この人が自分のお母さんなんだと理屈ではなく感じられました。一緒にお芝居ができて良かったと思っています」と絶賛していた。映画『おかあさんの木』は、6月6日より全国公開。

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