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3月20日(金)~26日(木)まで、原宿のラフォーレミュージアムにて、UKストリートカルチャーのルーツを辿る展覧会「RETURN OF THE RUDEBOY展‐DEAN CHALKELEY × HARRIS ELLIOTT‐」が開催される。
本展に先駆けて、3月13日(金)~3月29日(日)の期間限定で、原宿・表参道の「montoak(モントーク)」では、「RETURN OF THE RUDEBOY」展とコラボレーションした「RETURN OF THE RUDEBOY PUB EXHIBITION」が開催され、フォトエキシビションやムービー、RUDEBOY PUBをテーマにしたメニューなどが展開される。
「RETURN OF THE RUDEBOY展‐DEAN CHALKELEY × HARRIS ELLIOTT‐」は、昨年6月から8月にかけてロンドンのサマーセットハウスで開催され、6万5千人以上の来場者を集めた。今回、海外初となる日本巡回展となり注目されている。
多くの音楽アルバムや雑誌のカバーを飾ってきた名うてのフォトグラファー、ディーン・チョークリーと、スタイルとカルチャーを融合させて創り上げるスタイリングに定評があり、ミュージシャンのスタイリングなど多方面で活躍するスタイリストのハリス・エリオットによる、“ルードボーイカルチャー”をテーマとした本展。
“ルードボーイ”とは、第二次世界大戦後のイギリスに、ジャマイカから移住してきた若者たちの、ファッショナブルなストリートファッションスタイルを指す言葉で、ジャマイカのスラングで”ルードボーイ”(不良少年)と呼ばれた彼らは、60年代のクールな存在とされていた。その流れは70年代の後半から80年代の初めに復活し、スペシャルズやマッドネスに代表されるブリテッシュ・スカや2トーンが流行った。ギャングを真似た黒いスーツに、細いネクタイ、ポークパイハット姿がそのスタイルだ。
今回、ディーン・チョークリーとハリス・エリオットによって蘇った、”ルードボーイ”たちは、一人ひとりがスタイルを持って個性的に着こなしたパーフェクトなスタイリングでとてもクール。音楽やファッションが好きな方はもちろん、これまであまり興味を持っていなかった人にもおすすめしたい。
(text:Miwa Ogata)