政治そのほか速
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木工芸家で人間国宝の灰外達夫(はいそと・たつお)氏が14日午後11時2分、脳内出血のため石川県内灘町の金沢医科大病院で死去した。74歳。石川県出身。すでに近親者で密葬を済ませた。
石川県珠洲市で建具職人をしていた1977年、木工芸の人間国宝の故氷見晃堂氏の遺作展で、象嵌をあしらった小箱に出合ったことをきっかけに創作を始めた。
厚さ3~7ミリの木の薄板にV字の切れ目を入れ、筒状に仕上げる「挽曲」の技法に優れた。81年に日本伝統工芸展で初入選。2012年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に選ばれた。