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サイバーエージェントが手がけるクラウドファンディング・プラットフォーム「Makuake」にて、漫画家・こうの史代の「この世界の片隅に」をアニメーション映画として映像化するプロジェクトが始動。このほど、3月9日(月)の設立からわずか8日後の3月18日(水)で目標資金調達金額の2,000万円を突破したことが明らかとなった。
絵が得意な少女・すずは、ある日突然、海軍勤務の周作の妻になるために、20キロ離れた町・広島県呉に嫁ぐ。ときは昭和19(1944)年。18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らすが、戦争は激化。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく中、それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない――。
文化庁メディア芸術祭「マンガ部門大賞」を始め、第9回手塚治虫文化賞「新生賞」を受賞した漫画家・こうの史代が2007年~2009年の間に掲載した同名コミックを原作に、『マイマイ新子と千年の魔法』では監督を、『魔女の宅急便』(’89)では演出補を務めた片渕須直がメガホンを取り映像化する本作。
「片渕須直監督による『この世界の片隅に』(原作:こうの史代)のアニメ映画化を応援」プロジェクトは、本作の公開実現に向け、スタッフの確保やパイロットフィルム制作の費用を調達するため3月9日(月)に設立。開始初日に750万円を集め、5日で1,500万円を超え、8日後には目標金額である2,000万円の資金を調達するに至った。この金額は、映画ジャンルでの国内クラウドファンディングでは史上最高額となり、本プロジェクトの注目度の高さを示す結果となった。
制作支援メンバーになると、各金額のコースに合わせて、先行情報配信や先行上映など様々なプレゼントが受けられるほか、本編のエンドロールに自身の名前を載せることもできるとのこと。
本プロジェクト終了日は2015年5月29日(金)を予定しており、更なる支援の拡大が期待される。
(text:cinemacafe.net)