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世界遺産の下鴨神社(京都市左京区)で、21年に1度の式年遷宮の一番重要な神事「正遷宮」が実施されるのを前に、最初の神事「新殿磐座解除の儀」が10日行われ、報道陣に公開された。この神事の公開は初めて。
磐座は神様の依り代となる石の御座所で、東西両本殿の間にある。遷宮に合わせて新しい石を並べ、一辺約110センチの正方形に整えた。
神職らはこの日、磐座の中央の穴に太刀や鏡などの供え物をささげた後、砂や玉石をかけて場をはらい清めた。
下鴨神社の最初の式年遷宮は1056年で一時期、中世の戦乱や経済的な事情で中断し、今回で34回目。