政治そのほか速
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できるだけ「おいしい」と言わない
上沼さんは兵庫県淡路島出身。海原千里の名で、姉(万里)との姉妹漫才で売り出します。1977年、結婚で引退しますが、2年後にタレント活動を再開しました。以来、巧みな話芸で主婦層に人気となり、関西を中心に多数の番組に出演。「NHK紅白歌合戦」の紅組司会を2度務めるなど、お茶の間に定着しました。
「おしゃべりクッキング」は95年4月に開始。大阪の準キー局である朝日放送制作で、月~金曜、昼1時45分からの15分番組です。上沼さんの本音トークと調理師陣の丁寧な説明が支持されています。
モットーは、できるだけ「おいしい」という言葉を出さないことだといいます。「当たり前ですからね。何でもかんでも『おいしい』『さわやか』『ヘルシー』『外はカリカリ、中はジューシー』『やさしい味』……。一番楽な言葉ですよ」。
気分よく話してもらう「聞き上手」
奔放なトークでゲストに突っ込んだり、強引に本音を引き出したりといったバラエティ番組での豪快なイメージとは裏腹に、相手の話をじっくり聞く「聞き上手」を心がけています。
2008年1月1日に掲載された朝日新聞の記事では、「話が得手でない俳優やスポーツ選手がゲストに来た時、会話に間があくことが怖かった。気を回して何か発言し、相手が考え込んでまた間があく、なんてこともあった」と告白していました。
そんなある時、夫から「相手の話をじっくり聴いてみたら」と助言され、「間は、あっていいんだ」と考え直したそうです。「この人はどういう人なんだろう、と考えながら聞き、『なるほどぉ』『はぁ~』と大げさなくらい相づちを打つ。すると、相手もうれしくなって、しゃべってくれる」。
「おしゃべりは、生と生とのぶつかりあい。でも、心を無理やりこじ開けることはできません。番組でゲストの方に気分よくなってもらって、よその番組と一言でも違うことを言っていただいたら、こっちはうれしいんです」
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