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元ザ・ビートルズのポールマッカートニー(72)が21日、京セラドーム大阪で『アウト・ゼアー・ジャパン・ツアー2015』をスタートさせた。昨年5月、来日直後に体調不良のため全4公演を中止したポールは、“リベンジ”となるステージで「セカイハツコウカイ」と日本語で紹介した新曲「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」を披露し、会場は歓喜に包まれた。
【写真】2時間45分の大熱演で4万人熱狂
開演予定時刻から40分ほど遅れた午後7時10分、リベンジツアーの幕が上がった。左手の握りこぶしを高々とあげ、大歓声に応えたポールは、2013年の来日公演では披露しなかったザ・ビートルズの「マジカル・ミステリー・ツアー」でスタート。「マイド、オーサカ! カエッテキタヨー!」と絶叫し、「コンバン、マタ、ニホンゴ、ガンバリマス!」とユーモアあふれる日本語であいさつして喝采を浴びた。
序盤から激しいロックナンバーを立て続けに4曲に演奏するなど快調に飛ばし、ビートルズ~ウイングス~ソロと、それぞれの代表曲を惜しみなく披露。最新アルバム『NEW』から「セイヴ・アス」「NEW」「クイーニー・アイ」の3曲を演奏すると、テレビゲームのために書き下ろした最新曲「ホープ・フォー・ザ・フューチャー」を世界初披露した。
年齢を感じさせない2時間45分におよぶ大熱演で、全37曲中23曲がビートルズ楽曲という往年のファンも大満足のセットリスト。「ブラックバード」「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」「イエスタデイ」「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」など、発表当時のオリジナルのキーのまま歌われる名曲の数々に、感激のあまり涙をぬぐうファンの姿も見られた。
「マタアイマショウ、オオサカ! ホナマタ!」と再会を約束したポールは、23・25・27日に東京ドーム、28日にはビートルズ初来日公演以来49年ぶりとなる日本武道館公演を行う。