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米俳優のキアヌ・リーブスが過激な女性ファンに対して反撃を開始した。先月、キアヌのロサンゼルスの自宅に押し入り、プールを裸で泳いでいたとして逮捕された名前非公表の女性ファンに対し、キアヌが彼女によって身の危険を感じていること、今後もストーカー行為を繰り返す恐れがあることを裁判官に訴え、この女性ファンは、「キアヌとキアヌの自宅に少なくとも100ヤード(約91メートル)以内に近づいてはならない」という接近禁止命令が言い渡された。
ある警察関係者が米ニュースサイトTMZ.comに話したところによれば、この女性は現在病院で精神療法を受けていることから、この保護命令を理解しない、もしくは従わない可能性もあるという。鍵のかかっていなかった玄関からキアヌの自宅に侵入し、浴室でシャワーまで浴びていたとされるこの女性ファンは、「キアヌがアメリカ政府に誘拐され証人保護プログラムによって本当の名前などを隠されたとする父親へのパイプ役」だと話しているそうで、さらにはその父親が『ヒューゴの不思議な発明』や『ノア 約束の舟』への出演で知られる俳優レイ・ウィンストンだと信じているという。
じつはキアヌ・リーブスが熱狂的な女性ファンの暴挙に襲われるのは今回だけでない。この女性ファンがキアヌの自宅に侵入していた際、キアヌ自身は自宅にいなかったが、建物内にいた清掃員がこの女性の振る舞いを不審に思いキアヌに連絡したようで、その後キアヌは警察に通報したという。ちなみにこの事件が起きる前日にも別の女性がキアヌ宅に侵入しており、午前4時ごろ書斎の椅子に座っているところをキアヌ自身が発見し、警察に通報するという事件が起きていた。
『スピード』や『マトリックス』への出演以降、世界的な人気スターとなったキアヌ・リーブス。最新作『47RONIN』でも元気な姿を見せてくれたが、そんなキアヌも御年50を迎えたばかり。高齢となった今でも、熱狂的な女性ファンからの支持は続いている。
(取材・文/内村塩次郎)