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「せーの、HOWマッチ!」の掛け声で一世を風靡(ふうび)したMBS・TBS系クイズ番組『世界まるごとHOWマッチ』が、25年ぶりに一夜限りで復活することがわかった。復活版は『日本まるごとHOWマッチ』と題して、“世界を狙う日本”をテーマに、さまざまな商品やサービスの“値段”をクイズにしていく。元祖『HOWマッチ』でナレーションを担当し、独特の甲高い声が話題となった小倉智昭が、今回は司会とナレーション兼任で小倉節を全開させた。このほど行われた収録で、小倉は「この番組がなかったら、今の自分はいない」と感慨ひとしお。収録後は、「番組が始まって7年でギャラが6倍になった」と思い出に花を咲かせた。
1983年~1990年に放送された『世界まるごとHOWマッチ』の番組ロゴ
元祖『HOWマッチ』は1983年4月から1990年4月まで放送され、最高視聴率33.8%を記録した伝説のクイズ番組(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。司会は大橋巨泉、解答者としてビートたけしが出演し、巨泉とたけしの毒舌合戦も見ものの一つだった。
東京12チャンネル(現・テレビ東京)のアナウンサーを経てフリーとなった小倉は、『HOWマッチ』での軽妙洒脱(しゃだつ)なナレーションで注目を集め、当時、“七色の声をもつナレーター”ともてはやされた。「たまに司会の仕事が入っても、ナレーターのギャラより安かった(笑)。それくらい声だけひとり歩きしていた」と振り返る。
巨泉は小倉にとって師匠のような存在でもあり、「当時はナレーションのみでしたので、司会に対して憧れがありました。今回、司会とナレーションの両方という話を聞いた時は、冗談かと思いました。巨泉さんのポジションを1回でもやらせてもらえて、うれしかった」と感慨深く語った。
ただし、収録後は「25年前の声のトーンとピッチでナレーションもやったつもりだったけど、全然ダメ。声のトーンが低いし、ピッチも遅い」と自らダメ出しし、司会についても「頭の片隅に巨泉さんのイメージがあって、それが邪魔してくる。自分なりに精一杯やりましたけど、解答者とのトークがどうやったら面白くなるか、考えているうちに終ってしまった」と反省。それでも、再びレギュラー化されたらという“もしも”の話に「レギュラー化が決まったら、『やはり司会は俺だな』と巨泉さんが出てきそうだけど、司会の席は僕が死守します」と意欲を見せていた。…