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2014年に60周年を迎えた『ゴジラ』は、同年にハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』が世界公開されるなど、いまだに高い人気を誇っている。さらに今後、日本とハリウッド双方で新作映画の製作が明らかにされており、その勢いは衰える気配を見せない。
なぜこんなにも長くゴジラは愛され、ブランドは維持されるのだろうか。3月10日にKADOKAWAから発刊される『ゴジラのマネジメント プロデューサーとスタッフ25人の証言』が、そんな疑問に答えてくれそうだ。
本書の著者である富山省吾氏は、1989年の『ゴジラvsビオランテ』から2004年の『ゴジラ ファイナル・ウォーズ』までシリーズ12作品のプロデューサーを務めた。その後にその製作会社の東宝映画の取締役社長となるなど、ゴジラと深い関わりがある。
1984年の『ゴジラ』から始まる平成ゴジラシリーズは、往年の人気キャラクターのドラスティックな復活でもある。そんな作品を富山氏は、共に働いたスタッフ25人の証言と伴に辿る。さらにそこからモノを作ることの心髄を解き明かす。
もうひとつ本書の特徴は、著者がプロデューサーであることから、映画製作をプロデューサー視点=ビジネス視点で語ることだ。ゴジラの企画立案や予算管理、各種折衝なども綴られている。自衛隊の装備とゴジラの共演は、どう防衛省に交渉されなど興味深い話も盛り込まれる。まさにタイトルどおり、いかにゴジラがマネジメントされているか知ることが出来るだろう。
さらにそうした経験は、他の映画、コンテンツ制作、さらには一般的なビジネスプロジェクトにも当てはまる。世で働く多くのビジネスパーソンがそこから何かを学べるに違いない。勿論ゴジラファンにとっては、ゴジラ製作のこれまでにないエピソードを知ることの出来る魅惑の一冊だ。
そしてより詳しい話を知りたい人には、3月22日に新宿ロフトプラスワンで開催される出版記念イベントもお薦めだ。「ゴジラのマネジメント プロデューサーとスタッフ25人の証言」出版記念トークイベント 「富山省吾とゴジラの仲間たち」と題して、著者の富山省吾師、『ゴジラ×メガギラスG消滅作戦』などの手塚昌明監督、さらに漫画家でゴジラシリーズデザイナーの西川伸司氏ほかが登壇する予定だ。
『ゴジラのマネジメント プロデューサーとスタッフ25人の証言』
著: 富山省吾
2015年3月10日発売予定 定価2,300円+税
四六版サイズ292ページ カバー・本文イラスト:西川伸司
発行: KADOKAWA プロデュース:アスキー・メディアワークス
3月22日(日)出版記念イベント開催
新宿ロフトプラスワン
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/31650