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オリコンは16日、同社のCD売り上げランキングにおいて、6月1日付のデイリーランキング以降、コンサートチケットとセット販売されるCDについては合算しないことを発表した。
「EXILE終わったな」オリコンが“ミュージックカード合算”廃止で、エイベックスに激震!!
これまで、EXILE TRIBEやももいろクローバーZをはじめ、多くのアーティストが行ってきた同商法。オリコンは、合算終了の理由について「価格が市販のCDと大きく乖離してきたため」「実態として、コンサートチケットの付属品となっている」という2点を提示。なお、過去の集計を変更することはないとしている。
オリコンといえば1月にも、ミュージックカード(音楽コンテンツを、カード型で販売する商品形態)の合算集計を、4月6日付のデイリーランキング以降、取りやめると発表。その理由について、ダウンロード率の低さや、複数買いを誘引している点などを挙げ、「『音楽のヒットを正確に伝える』という弊社の使命に照らし、看過することはできない」と、改めてオリコンランキングの指針を示した。
また、オリコンの小池恒社長はおととし12月、嵐が年間総売上額141.9億円を達成したことを受け、報道陣の前で「今はチケットや握手会を付けたりと、いろんな売り方があるが、嵐は王道的。1枚1枚の作品をファンが買ってくれている印象がある。この記録がいかにすごいかをご理解の上、報道してほしい」と挨拶。“特典商法”に難色を示す踏み込んだ発言として、話題になった。
「今のオリコンランキングは“特典商法ランキング”と化しており、存在意義には首を傾げざるを得ない。そこで、今年は過剰な特典商法の“締め出し”に本腰を入れるようだが、業界関係者からは、『これで、本当に音楽業界が正常化するのか?』と疑問の声も。今や特典や商品形態も多様化。この先もイタチごっこが続くだけで、昔のようなオリコンランキングに戻るには『もう、遅い』と見る向きが強い」(音楽誌ライター)
先日、Mr.Childrenの桜井和寿がインタビューで、ランキング上位をアイドルが占める現状について、「それまでブロマイドを売っていた職種の人たちがCDを売ったというだけの話であり、音楽界の話ではない」と発言。「どう捉えていいのか、よくわからない」との旨を明かしたが、音楽シーンの中心人物でさえ、現状を打破する糸口は見いだせないようだ。
また、前出のライターは、オリコンが合算終了に踏み切る背景には、ある内部事情もあると話す。
「オリコンの売り上げ高は年々、右肩下がり。平成23年度に64億を超えた年間売り上げ高は、25年度に50億程度まで下がっている。今月も、老舗オーディション雑誌『デビュー』を休刊させるなど、経費削減の動きが見てとれ、今回の合算終了の発表もそんな社内事情が影響しているといわれている」(同)
音楽業界に激震が走った、今回の発表。今後、オリコンが目指す方向へ改善されていくのだろうか?