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NHK連続テレビ小説「マッサン」(月~土曜午前8時~)が3月28日に最終回を迎え、23.2%(数字は以下、すべて関東地区)で有終の美。全150回の平均視聴率は21.1%で、社会現象をも巻き起こした「あまちゃん」(13年前期/能年玲奈主演)=平均20.6%=を超えた。最高は3月20日放送分の25.0%だった。これで、朝ドラは「あまちゃん」以降、4作連続で平均視聴率20%の大台を記録した。
「マッサン」は主役が決して大物俳優ではない玉山鉄二、ヒロインは米国人無名女優のシャーロット・ケイト・フォックスとあって、地味なキャスティングの印象をぬぐえなかったが、初回は前作「花子とアン」と並ぶ21.8%、第1週の平均は21.3%と好スタートを切った。
第7週までは週平均視聴率が20%を超えていたが、第8週で大台割れ。以降、4週連続で10%台が続いたが、第12週で大台に復帰し、その後は好調をキープしていた。
「マッサン」のヒットで、これまで脇役専門といえた玉山に変化も訪れそうだ。シャーロットの元にはCMオファーが続々舞い込み、秋には本国でのミュージカル「CHICAGO」への出演が決まったが、今後も日本で活動することになりそうで、その去就に注目が集まる。
新たな朝ドラ「まれ」は30日に放送開始した。ヒロインを務める土屋太鳳は「花子とアン」で、花子(吉高由里子)の妹役を演じたが、まだまだ知名度が低い。朝ドラは4作連続でヒットが続いているだけに、土屋にかかるプレッシャーも大きいが、視聴者の反応やいかに?
(坂本太郎)
<NHK連続テレビ小説 今世紀の平均視聴率ベスト10>
1位 02年前期「さくら」(高野志穂主演) 23.3%
2位 14年前期「花子とアン」(吉高由里子主演) 22.6%
2位 01年後期「ほんまもん」(池脇千鶴主演) 22.6%
4位 13年後期「ごちそうさん」(杏主演) 22.4%
5位 01年前期「ちゅらさん」(国仲涼子主演) 22.2%
6位 03年前期「こころ」(中越典子主演) 21.3%
7位 14年後期「マッサン」(玉山鉄二主演/ヒロイン=シャーロット・ケイト・フォックス) 21.1%
8位 12年前期「梅ちゃん先生」(堀北真希主演) 20.7%
9位 13年前期「あまちゃん」(能年玲奈主演) 20.6%
10位 06年前期「純情きらり」(宮崎あおい主演) 19.4%
10位 07年前期「どんど晴れ」(比嘉愛未主演) 19.4%