政治そのほか速
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◇国の補助金受けた企業・団体の政治献金で衆院に提出
民主党は10日、国の補助金を受けた企業・団体による政治献金の防止を柱とする政治資金規正法改正案を衆院に提出した。補助金受給企業による献金が相次いで発覚したことから、国が補助金を出した企業・団体に1年間の献金禁止を通知し、受け取る政治家側も文書で告知することを義務づけ、違反企業は罰則を強化する。
維新の党と共産党は企業・団体献金を全面禁止する改正案を提出しているが、自民党が受け入れる見通しがないとして、将来的課題にとどめた。
岡田克也代表は10日の記者会見で、「(全面禁止しても)結局、政治資金パーティーに流れ込み、本当の解決にならない」と述べ、企業・団体によるパーティー券購入禁止と併せ検討する考えを示した。民主党は14日の野党国対委員長会談で協力を呼びかける。【村尾哲】
◇アオウミガメ、ミズクラゲ、フンボルトペンギンなど8種類
新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は、かつて人気を誇り、今は手に入らなくなった海の生き物のオリジナルフィギュア8種類を数年ぶりに復刻、発売した。
同館は開業した2004年、館内で見られる生き物をミニチュア化した「立体生物図録」(18種類)を発売し、05年にも第2弾(14種類)を出した。企画監修を作家で博物学者の荒俣宏氏、造形企画制作を海洋堂(大阪府)が担当した。高品質と精巧な作りで土産品として人気を博し、08年までに完売した。
今回、開業10周年を記念し8種類を厳選して復刻した。同館を代表するアオウミガメ、ミズクラゲ、人気者のフンボルトペンギンなどを、躍動感あふれる姿で再現。バンドウイルカのショーで活躍する女性スタッフのユニホームが現デザインに「衣替え」するなど、一部仕様を変える工夫も凝らされている。
1個300円で館内で販売中。問い合わせは同館(0466・29・9960)。【塚本泉】
◇当時の男性選挙係長に罰金40万円の略式命令
昨年12月の衆院選の開票作業で仙台市青葉区選挙管理委員会が白票を水増しした事件で、仙台簡裁は10日、公職選挙法と最高裁裁判官国民審査法違反(いずれも投票増減)の罪で略式起訴された当時の男性選挙課長(58)に罰金50万円、公選法違反罪で起訴された当時の男性選挙係長(57)に罰金40万円の略式命令を出したと発表した。命令は8日付。
2人は今年1月に市総務局に異動し、自宅待機しているが、市は改めて聞き取り調査をし、処分について判断する。奥山恵美子市長は「選挙に対する信頼を失ったことに、改めて深くおわびする」と謝罪した。【伊藤直孝、山内真弓】
先日、アニメ映画『もののけ姫』の主題歌で知られる歌手の米良美一さんが昨年末、くも膜下出血で倒れて緊急入院・手術していたことが発表された。現在は復帰を目指してリハビリを行っているという。
米良さんは昨年12月、鹿児島での講演会から帰京した翌日の昼頃、自宅でくも膜下出血を発症し、倒れているところをマネジャーに発見された。至急、都内病院に搬送されて緊急手術した。
その後、水がたまって脳を圧迫する「水頭症」の後遺症を取り除くため、管を挿入して水を抜く「シャント挿入手術」を1月中旬に受け、3月末に退院した。
米良さんの公式サイトには、「経過もよく、秋に予定されているコンサートに向けて元気にリハビリに励んでいる」と、復帰への意欲が綴られている。
米良さんは、生まれつき骨がもろい「先天性骨形成不全症」の難病を患いながらも、1994年に洗足学園音楽大学(神奈川県)を首席で卒業。96年にCDデビュー、翌年に『もののけ姫』の主題歌が大ヒット。世界的なカウンターテナーとして音楽活動のほか、最近では講演会などでも全国を飛び回っていた。
2、3万人に1人とされる先天的な疾患「骨形成不全症」は、少年期に成長障害などが出る。米良さんはこの難病のため、背が伸びず骨も弱く、15歳までに30回近くも手足を骨折。周囲の好奇の目にさらされ、いじめや差別に遭ったこともあるという。
昨年8月には、神奈川県川崎市の講演で「難病や障害は直視することで少しずつ克服できる」と、ハンディを抱える人らにエールを送っていた。
くも膜下出血から復帰した星野源さんは一時「自殺願望」も
くも膜下出血に倒れた有名人は少なくない。2014年、俳優の田宮五郎さん(享年47歳)がくも膜下出血のため都内の病院で死去している。
2011年には、歌手のKEIKOさんもくも膜下出血で倒れた。夫である音楽プロデューサーの小室哲哉さんが救急車を呼び、適切な治療を受けたことで一命を取り留めた。
シンガーソングライターや俳優として活躍する星野源さんも、くも膜下出血の経験をもつ。星野さんは2012年12月、楽曲制作とレコーディングが終わった直後、スタッフ皆で拍手をしている中、急に倒れて病院に救急搬送された。
医師には「後遺症の可能性も含め全快は難しい」といわれるほどの重症。術後は神経が過敏になり、「病室の窓から飛び降りたい、早く死んでしまいたい」という自殺願望まであったという。…
秋田県の大館保健所は10日、森永乳業(東京都港区)の子会社、東北森永乳業(仙台市宮城野区)が秋田工場(同県大館市)で製造したヨーグルトの一部から大腸菌が検出されたとして回収を命じた。
回収するのは同工場で製造した「カラダ強くするヨーグルト」で、賞味期限が2015年4月19日の1万549個が対象。東北6県の森永乳業の販売店を通じ、定期配送の契約者宅に配達されていた。
森永乳業によると、これまでのところ健康被害の報告はないという。同社は「原因調査を進める。お客さまにご心配をお掛けし、大変申し訳ない」とコメントした。