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これがうわさのヒットカレー。開発したのは、個性的なCMでおなじみの……
わが家で常備している時短アイテム。そのひとつが、レトルトカレーだ。最近ではタイやインドなどのさまざまなカレーが売られている。そんな世界の味が楽しめるレトルトカレーシリーズと言えば、無印良品の商品を思い浮かべる人もいるかもしれないが、最近、思わぬ伏兵が現れた。
西友のプライベートブランド(PB)「みなさまのお墨付き」(以下、お墨付き)が展開する、エスニック系に特化したレトルトカレーだ。西友に聞くと、「大手スーパーのPBで展開しているのは、今のところ当社だけでは」(開発担当の須賀さおり氏)と言う。
■「マッサマンカレー」投入でさらに勢いづく
では、いったいどんな「世界の味」が楽しめるのか。現在、展開しているのは全部で6種だ。まず2014年6月に発売したのが、「キーマ」「バターチキン」「グリーン」「スープ」。発売当初から反響が大きく、レトルトカレーの売り上げトップ10に食い込んできたという。
現在は6種類を販売
「グリーン」と「キーマ」に関しては大手メーカーのナショナルブランド(NB)でも取り扱いがあるのだが、「お墨付き」のほうが1.5倍売れているという。
好評につき2015年2月には、「マッサマン」「チャナマサラ」も投入。これがまたウケたそうで、特に「マッサマン」は、同シリーズで売り上げトップだった「バターチキン」を抑えて1番人気に。以後、同社のレトルトカレーの売り上げは、前年と比べ10%増えたそうだ。
価格はすべて150円(税抜)。市場の同等品より約1~2割安い価格設定だという。あらゆる部分でコストダウンを図っている
続きは東洋経済オンラインにて
僕は死体写真家である。ヒトの死体を求めて世界中の危険地帯を渡り歩き二十年になる。仕事の性質上必然的に紛争地域にも通うが、僕にとって現場とは何といってもストリートである。戦場よりも個性的で人間くさい死臭を嗅ぐことができると思うからだ。そんな僕だが現在、福島第一原発の作業員として原子力災害安定化事業に携わってもう二年になる。ここに送るのは国難の縮図である1Fの原子力災害現場へやむにやまれず飛び込んだ憂国作業員によるリアクターへの右側からの肉薄である。
■ISによる日本人拘束事件の前日、釣さんは亡くなった
1月19日は、湯川遙菜氏と後藤健二氏の人質動画が公開された日の前日だった。その日の9時6分ごろ、Jタンクエリア用雨水受けタンクN0.2の内面防水検査を請け負ったゼネコン大手、安藤ハザマの社員釣幸雄さんが、タンク内が暗かったことから天板部から太陽光を入れようとマンホールの蓋を動かしたところ、その五十一キロという重量を支えきれず、もろともタンク内へ十メートルの高さを墜落した。
以下、1F内ER(緊急救命室)の所見。左気胸、左四・五・六肋骨骨折、右恥座骨骨折、不安定型骨盤骨折、左大腿部転子部骨折。1F内ERへの搬送時には意識があったという。
■パフォーマンスのために設置された矛盾だらけの部門
さて、僕は除染ロボットの子守をやる前、1年以上にわたって「車両サーベイ」という部門にいた。この部門は、あらゆるヒトや物の出入りが厳しく制限されている管理区域の境界で、日に500台を超えることもある工事車両の退域時に車体と運転手の汚染の有無を測定し外部流出を防ぐという守衛的モニタリングの業務であるが、それは実に建前にすぎない。それはとてもモニタリングと呼べた代物ではない自己矛盾をはらんでいるのだ。マスク、タイベック、下着、軍足といった管理区域外への持ち出しが原則禁止されている東電提供の装備品を車内に発見しては投げ出して無慈悲に没収するという見事な〝東電の犬〟を演じてみせる業務、それが車両サーベイだ。
この業務は震災収束後も遙かに続く復興ロードマップ上の短期的重大目標である「東京オリンピック」の成功を睨みつつ、構内環境や安定化事業の安全と機動性を確保する必用から、事故当初の非常事態の無秩序を労働法規の支配下の〝平常運転〟可能な”てい”に現場を適法化するため設置された法定ガイドラインの遵守を担保する要件のひとつであった。…
スマホでメッセージをやりとりしたり、ネットを見るだけでなく、家電や車などの機器につないで使うIoT(Internet of Things)時代。デバイスも、タブレットからウェアラブル端末までさまざまだ。欧米や日本など16か国で実施したアンケート調査(トレンドマイクロ・東京)では、すべての個人ユーザーがスマートテレビやスマートキッチン家電、スマート電力メーターといった何らかのスマートデバイスを利用中あるいは利用予定と回答した。
一方で、8割がIoT時代のセキュリティーを懸念している。個人情報漏洩の懸念が増加した理由としては、日本は「モバイルデバイスの利用(69%)」や「ソーシャルメディアの利用(63%)」、米国は「情報漏洩の被害を受けた(73%)」が、欧州では「政府による監視に対する懸念(39%)」が他国と比べて多かった。
さまざまなデバイスがインターネットに接続される時代、家庭内で管理するデバイスも増えるから、デバイス毎にセキュリティソフトをインストールするのはもちろん、デバイスが接続されるポイントで一括してセキュリティー対策を行う、IoT時代にあったセキュリティー対策も有効だ。
だが、それ以前の問題として、SNSで自ら個人情報を大量に開示している人も多く、例えば子供の写真をSNSにアップする親の行為などが議論になっている。自分の写真を親が無断でアップしたら、と考えれば容易に理解できるが、“晒された”子供の権利をどう考えるのかなど考慮していないと思われる親が多いからだ。ネットは世界の“玄関”だが、プライバシー流出の窓でもある。今一度、ネットに対する気軽な態度を再考する必要がありそうだ。
「”あの時”に時間を戻せたらいいのに、ということはいつも思います。ただ、もしも”あの時”に戻れるとしても、今の自分で戻りたいです。自分まで当時の自分に戻ったら、また同じことを繰り返してしまいそうだからです」
昨年9月中旬、宮崎刑務所の面会室。2010年に宮崎地裁の裁判員裁判で死刑判決を受け、当時最高裁に上告中だった奥本章寛(27)は、そう率直な思いを口にした。奥本が言う”あの時”とは、自分の手で家族3人を殺めた”あの時”のことだ。
【その他の写真はこちらから→http://tocana.jp/2015/04/post_6301.html】
■「宮崎家族3人殺害事件」とは
2010年3月1日の早朝5時頃、奥本は宮崎市の自宅で生後5カ月の長男を浴槽の水に沈めて溺死させ、妻(当時24)と養母(同50)をハンマーで撲殺。そして日中はいつも通り会社に出勤して働き、夜9時頃、自宅近くにある会社の資機材置き場で長男の遺体を土中に埋めた。そのうえで第一発見者を装って警察に通報したが、犯行はすぐに露呈し、逮捕。裁判では昨年10月、最高裁に上告を棄却されて死刑が確定し、現在は福岡拘置所に収容されている。
そんな事件の概略だけを聞くと、奥本に「死刑で当然の凶悪犯」という印象を抱く人は少なくないはずだ。しかし実際には、奥本ほど多くの人から愛され、「生きて償うこと」を望まれている死刑囚は珍しい。何しろ、裁判中に支援者らが集めた減刑の嘆願書は6,000筆を超え、被害者遺族までもが最高裁に「裁判のやり直し」を求める上申書を提出したほどなのだ。
なぜ、そんなことになったのか。奥本章寛とはどんな人物なのか。
■養母との深刻な関係
福岡県豊前市の山あいの街で生まれ育った奥本は小中高と剣道部のキャプテンを務め、人あたりもよく、地元では誰からも好かれる少年だった。高校卒業後は自衛隊に入り、勤務地の宮崎で知り合った妻と結婚。結婚を機に水が合わなかった自衛隊を辞め、土木関係の会社に転職したが、まじめな仕事ぶりで社長から信頼されていた。そしてほどなく長男を授かった。
そんな一見幸せそうな新婚家庭の中で、しかし奥本は毎日苦しんでいた。同居していた養母(妻の母)の存在のためだ。
養母は奥本が結婚の際に自衛隊を辞めたことと、結納も挙式もしなかったことに強い不満を抱いていた。そして事あるごとに「自衛隊を辞めた時からあんたは気に食わん」「結納も結婚式もしなかった」と奥本を面罵した。…
世界一高身長の国・オランダ――。2位デンマーク、3位ノルウェー、4位のスウェーデンなど、欧州諸国の人々は概して高身長だが、驚くなかれ! オランダ人女性の平均身長は171cm、男性はなんと184cmである(ちなみに日本人男性は171cm、女性は158cm)。はたしてその秘密は……。
■諸説ある「オランダ人の背が高い理由」
みなさんはご存知だっただろうか。約200年前まで、オランダ人はヨーロッパの中でも背が低い方だった。オランダ軍の記録によれば、過去150年間で平均身長が20cmも伸びたのだという。このような急激な伸びは、ほかの近隣諸国でも類がなく、オランダだけ。ちなみに、アメリカでは150年間に6cmしか伸びていないのだ。
これまで考えられてきた要因は以下である。
・酪農国なので乳製品をたくさん食べているから。
・欧州では1950~70年頃まで、放牧されている牛や豚が食べる草に成長ホルモン剤が入っていて、その肉を食べていたから(現在はホルモン剤の使用は禁止されている)。
・日射量が少なく、「寒い地域の動物の方が体が大きくなる」という”ベルクマンの法則” 説。
・民主化が進んだことで、庶民にも富が行き渡るようになった(=栄養改善が行われた)から。
しかし、これらはどれもオランダに限った話ではなく、”オランダ人だけが身長が伸びた理由”としては説得力に欠けた。
そして今、新しい説が発表され、注目を集めている。
■最新の研究での解釈は?
8日に掲載された「The Guardian」の記事に、人間や動物の行動体系や体格の進化について研究しているロンドン大学のGert Stulp博士による研究が掲載された。
博士は、オランダ北部在住の約9万5千人を対象にした大規模な疫学調査を実行。対象者は1935年~67年生まれの人々で、生粋のオランダ人である。
すると興味深いことに、全体で最も多くの子どもに恵まれていたのは、「平均身長より高い男性+平均的な身長の女性」の夫婦の組み合わせであった。
具体的には平均身長より7cm高い男性は、平均身長より14cm低い男性より子どもの数が0.24人増える結果になったという。
男性については、背が高いと第一子を持つ年齢が上がるにもかかわらず、最終的には多くの子どもに恵まれて大家族になる傾向が高かった。一方、女性は平均的な身長の女性が最も多くの子どもを授かったが、生存率に関しては、平均以上の身長の女性が産んだ子どもが最も高かったという。…