日本は水道水が安全に飲める国ですが、美味しい水を飲むためにミネラルウォーターを買う人も多いかと思います。
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さて、水のペットボトルにも日付が記載されているのですが、実はそれは水そのものの賞味期限というよりも、ペットボトルの期限だそうです。
Water Never Goes Bad, So Why Does It Need a Expiration Date?
もともと管理された水はそう簡単に悪くなるものではなく賞味期限の概念も薄かったそうですが、1987年にアメリカ・ニュージャージー州で最長2年の期限を記載することが義務付けされたのが最初だといいます。
今は規制そのものはなくなっていますが、生産過程で印刷されるのが慣例となっているそうです。賞味期限のあるソーダ類などを作る機械と同じものが使用されたことから、シンプルで容易であると言う理由で、水にもそのまま賞味期限が記載され続けたとのことです。
また、水は悪くなりませんが容器のプラスチックには少し浸透性があり、長期間を経るとペットボトルや外部のにおいがつくことがあります。
水とはいえ、ペットボトルの場合はあまり長期の保存には向かないようです。
海外掲示板のコメントをご紹介します。
●「水が蒸発する前に飲まねば」
↑長期に渡ってプラスチックから毒が出てくる前にかな。
↑その通りだよ。浄水の仕事に携わっているが、多くのミネラルウォーターの企業は逆浸透膜(ぎゃくしんとうまく)を使う。そうして作られた水は純粋すぎて、プラスチックの中で安定するまで腐食させていく。そのバランスを保つのに塩素や炭酸水素カルシウムが使われる。
●ペットボトルに入れるときは水も無菌ではないよね? なんでなにも発生しないと言えるんだろう?
↑バクテリアは供給源なしには再生できない。こんな風に完全密閉のボトルの中では、バクテリアの成長に限度がある。
●じゃあガラスに入った水なら?
●ペットボトルに水を何度も入れて、数か月も使い続けるのはよくないの?
●暑いところにミネラルウォーターを置きっぱなしもよくない。
海外のミネラルウォーターのペットボトルの中には強度が弱く、傷みやすいのもあるため、夏の暑い季節に放置しておくと劣化も早まりそうですね。
どちらにしても、あまりに長期にわたって買い置き保存するのはよくないようです。
TIL the expiration date on bottled water is for the bottle, not the water.